DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  プロ野球選手会、現代存続問題に関する緊急記者会見  

 韓国プロ野球選手会(KPBPA)は15日、ソウルの事務局で現代ユニコーンズ存続問題に関する緊急記者会見を行い、ソン・ミンハン選手会長(ロッテ)、イ・スンヨン主将(現代)や関係者が出席した。球団経営危機に陥り2007年以降KBO(韓国野球委員会)が農協、STX、KTと3度の球団売却交渉に失敗した現代ユニコーンズは解散の危機にあり、プロ野球が7球団に縮小することは韓国野球界の存続自体を揺るがしかねない大問題であるとし、現代の選手たちの苦痛を負担するため、球団存続のため選手会側で10億ウォン(約1億1520万円)を用意すると発表した。今後8球団制が維持されるように、野球ファンのみならず国民全体の理解と協力を強く要請した。
 大企業のKTすら球団設立を撤回した現状では新たな買収先が見つかる可能性は低く、今後各方面から現代ユニコーンズ存続をはかる動きが取られると思われ、今回の選手会の行動はその一環と言える。選手会側も記者会見で、既存球団を経営している企業にに新球団が誕生しやすいような最大限の譲歩と配慮を求め、事態の早期解決を促している。
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[選手会記者会見の様子。]