DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2019年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

新外国人選手ドリュー・ギャニオン投手と契約

 キアタイガーズは12月10日、2020年シーズンの新外国人選手としてドリュー・ギャニオン投手(29)と契約金20万ドル、年俸65万ドルの総額85万ドルで契約した。

 アメリカ合衆国出身の右腕ドリュー・ギャニオンは2011年よりMLB(メジャーリーグベースボール)・ミルウォーキーブルワーズと契約したがメジャーリーグに昇格できず、2017年にロサンゼルスエンゼルスと契約した。2018年より契約したニューヨークメッツで初めてメジャーリーグに昇格し2勝を記録した。2019年シーズンはメッツで18試合に登板、3勝1敗、防御率8.37の成績だった。またメッツ傘下のAAA級マイナーリーグのチームで15試合に登板、6勝5敗、防御率2.32の成績だった。メジャーリーグ2年間の通算成績は23試合に登板、5勝2敗、防御率7.32。マイナーリーグ9年間の通算成績は223試合に登板、44勝50敗2セーブ、防御率4.54。

 キアは2019年シーズン途中の5月から契約していた外国人選手プレストン・タッカー外野手(29)と再契約し、11月に新外国人選手アーロン・ブルックス投手(29)とも契約したため、2020年シーズン当初の外国人選手3名の枠をすべて埋めた。

 

(12月10日時点の為替レート:10万ドルが1086万5000円。)

 

(文責:ふるりん

2019年ゴールデングラブ賞発表

 12月9日、2019年プロ野球シーズンで指名打者を含むポジション別に活躍した選手を表彰するゴールデングラブ賞の受賞式がソウル市内で開かれた。受賞者はプロ野球関係の取材を担当したメディア関係者による投票で決定された。

 

【2019年ゴールデングラブ賞 受賞者】

投手 : リンドブロム(トゥサン)   30試合 20勝3敗 防御率2.50

捕手 : ヤン・ウィジ(NC)  118試合 打率.354 20本塁打 68打点 4盗塁

一塁手 : パク・ピョンホ(キウム)  122試合 打率.280 33本塁打 98点 0盗塁

二塁手 : パク・ミヌ(NC)  125試合 打率.344 1本塁打 45打点 18盗塁

三塁手 : チェ・ジョン(SK)  141試合 打率.292 29本塁打 99打点 3盗塁

遊撃手 : キム・ハソン(キウム) 139試合 打率.307 19本塁打 104打点 33盗塁

外野手 : サンズ(キウム)   139試合 打率.305 28本塁打 113打点 1盗塁   

      イ・ジョンフ(キウム)  140試合 打率.336 6本塁打 68打点 13盗塁

      ロハス(KT)    142試合 打率.322 24本塁打 104打点 4盗塁 

指名打者 : フェルナンデス(トゥサン)  144試合 打率.344 15本塁打 88打点 1盗塁

※成績は2019年レギュラーシーズン。

 

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2019年ゴールデングラブ受賞者(外国人選手はコーチなどが代理に受賞)

 有効投票347票のうち、最多得票は325票のキム・ハソンだった。チーム別では、韓国シリーズ準優勝のキウムから最多の4名が選出された(優勝のトゥサンからは2名)。韓国2年目の外国人選手サンズ、3年目のロハス、1年目のフェルナンデスは初受賞となり、リンドブロムを含め外国人の4名受賞は史上最多となった。なお、2019年シーズン終了後にトゥサンから自由契約となり韓国を去ると思われるリンドブロム以外の外国人選手は授賞式を欠席した。

 

(文責:ふるりん

新外国人選手クリス・フレクセン投手と契約

 トゥサンは12月8日、2020年シーズンの新外国人選手としてクリス・フレクセン投手(25)と総額100万ドルで契約した。

 アメリカ合衆国出身の右腕クリス・フレクセンは2012年にMLB(メジャーリーグベースボール)・ニューヨークメッツと契約し、2017年にメッツで初めてメジャーリーグに昇格し3勝を記録した。2019年シーズンはメッツで9試合に登板、0勝3敗、防御率6.59の成績だった。またメッツ傘下のAAA級マイナーリーグチームで26試合に登板、5勝3敗、防御率4.46の成績だった。メジャーリーグでの通算3年間の成績は27試合に登板、3勝11敗、防御率8.07。マイナーリーグでの通算8年間の成績は122試合に登板、43勝31敗、防御率3.61。

 トゥサンは2019年シーズンの外国人選手として契約していたジョシュ・リンドブロム投手、セス・フランコフ投手とは再契約しないことにしたため、代役となるもう1名の別の外国人選手と契約すると思われる。

 

(12月8日時点での為替レート:10万ドルが1086万円。)

 

(文責:ふるりん

キム・ジェファン、MLBにポスティングを要請へ

 韓国野球委員会(KBO)は12月5日、トゥサンベアースの球団の要請によりメジャーリーグベースボール(MLB)事務局にキム・ジェファン外野手(31)をMLB30球団にポスティングするように要請した。これによりMLB30球団は事務局がポスティングを公示した翌日の午前8時(アメリカ合衆国東部時間)から30日目の午後5時までキム・ジェファンとの契約交渉が可能となる。契約が結ばれた場合、KBOとMLB間の協定によってトゥサンに移籍料が支払われる。なお、契約が最終日までに結ばれなかった場合、ポスティングは終了となり、翌年度の11月1日までポスティングすることはできない。

 左打者のキム・ジェファンは高校卒業後の2008年にトゥサンへ入団し、2009年から2010年まで兵役のため軍へ入隊し尚武に所属していた。2011年よりトゥサンに復帰するも出場機会に恵まれなかった。しかし2016年に37本塁打、124打点を記録して4番打者を任されるようになると、2017年にも35本塁打、115打点を記録した。そして2018年には44本塁打、133打点で打撃の個人タイトル2部門を受賞し、レギュラーシーズンMVP(最優秀選手)にも選ばれた。2019年シーズンは136試合に出場、打率.283、15本塁打、91打点、3盗塁の成績だった。なお2018年アジア競技大会、2019 WBSCプレミア12と近年の国際大会の韓国代表にも選出された。プロ12年間で144本塁打、特に過去4年で131本塁打を記録した長打力が特徴のキム・ジェファンは、11月の2019 WBSCプレミア12の終了後にトゥサンへMLB挑戦への意思を明らかにしていたと報じられている。

 

(文責:ふるりん)

2019年レギュラーシーズンMVPのジョシュ・リンドブロム、トゥサンから自由契約に

 トゥサンベアースは12月4日、2019年シーズンに外国人選手として契約していたジョシュ・リンドブロム投手(32)を自由契約選手として公示した。

 アメリカ合衆国出身の右腕リンドブロムは2011年から2014年までロサンゼルスドジャースフィラデルフィアフィリーズなどMLB(メジャーリーグベースボール)の複数の球団に所属すると、2015年にロッテジャイアンツと契約し、韓国1年目にして13勝を記録した。翌2016年シーズン終了後に家庭の事情でロッテを退団、2017年はMLB・ピッツバーグパイレーツと契約するもシーズン途中の7月、ロッテに復帰した。だがシーズン終了後に自由契約となり、2018年からトゥサンと契約し同年15勝を記録、最優秀防御率(2.88)の個人タイトルを受賞した。

 2019年シーズンは30試合に登板、20勝3敗、防御率2.50の成績で、最多勝最多奪三振(189)のみならずレギュラーシーズンMVP(最優秀選手)などの個人タイトルを受賞した。韓国での5年間の通算成績は130試合に登板、63勝34敗、防御率3.55。トゥサンはリンドブロムに2020年シーズンの再契約を提案したが、本人がMLBなど韓国以外の球団との契約を望んでいると報じられている。トゥサンはすでに2020年の保留選手名簿からセス・フランコフ投手も除外しており、今後新外国人選手2名を探すと思われる。

 

(文責:ふるりん

NCから自由契約のユ・ウォンサン投手、KTと契約

 KTウィズは12月4日、2019年シーズン限りでNCダイノスを自由契約となったユ・ウォンサン投手(33)と2020年シーズンの契約を結んだ。

 右腕ユ・ウォンサンは高校卒業後の2006年にハンファイーグルスへ入団し、2008年より先発として起用されたが2010年はリーグ最多の14敗と大きく負け越した。2011年7月、トレードでLGツインスへ移籍すると主に中継ぎとして起用され、2012年に自己最多の21ホールドを記録した。2013年のWBC(ワールドベースボールクラシック)の韓国代表に選ばれ、2014年には自己最多の66試合に登板、仁川アジア競技大会に韓国代表として出場、優勝により兵役免除の恩典を受けた。

 だが2015年以降は登板機会が減少、2017年シーズン終了後に余剰戦力を対象とした2次ドラフトでNCへ移籍した。2018年は41試合に登板するも、2019年シーズンは15試合に登板、0勝3敗1セーブ、防御率5.23の成績でシーズン終了後に発表された2020年保留選手名簿から除外され、NCから自由契約となり退団した。プロ14年間の通算成績は394試合に登板、32勝51敗6セーブ37ホールド、防御率5.16。2020年、新天地KTでの復活が期待される。なお弟はキアタイガーズの内野手ユ・ミンサンである。

 

(文責:ふるりん

トゥサンから自由契約のホン・サンサム投手、キアと契約

 キアタイガーズは12月1日、2019年シーズン限りでトゥサンベアースを自由契約となったホン・サンサム投手(29)と2020年シーズンの契約を結んだ。

 右腕のホン・サンサムは高校卒業後の2008年にトゥサンへ入団し、翌2009年に主に先発で起用され自己最多の9勝を記録した。その後リリーフに転向し2012年は22ホールドを記録した。未勝利に終わった2014年シーズン終了後に兵役のため軍へ入隊すると警察庁野球団(2019年解散)に所属し、2016年9月に除隊されトゥサンに復帰し5セーブを記録した。だが2017年以降はかつての球威が見られず、2019年シーズンは一軍で3試合に登板、勝敗なし、防御率4.76の成績で先日発表された2020年保留選手名簿から除外され、トゥサンを自由契約となり退団した。プロ12年間の通算成績は228試合に登板、25勝21敗11セーブ37ホールド、防御率4.84。2020年以降、キアでの復活が期待される。

 

(文責:ふるりん