DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

2019WBSCプレミア12 スーパーラウンド最終戦:韓国代表、日本代表に敗れ2位で決勝進出

打撃戦の末スーパーラウンドは3勝2敗の2位で終える

 

2019 WBSCプレミア12 スーパーラウンド

韓国 8−10 日本  (東京ドーム)

(勝)大野雄大  (セーブ)田口麗斗 (敗)イ・スンホ

本塁打)韓国 : ファン・ジェギュン

 

 すでに決勝進出と2020年東京オリンピック野球出場を決めていた2019 WBSCプレミア12韓国代表は11月16日、スーパーラウンド最終戦で日本代表と対戦した。すでに11月17日の決勝の相手は日本代表と決まっている中、その前日の対決ということで互いに手探りしながらの試合展開となった。

f:id:takefumif:20191116184317j:plain

f:id:takefumif:20191116185628j:plain

f:id:takefumif:20191116185616j:plain

 

 韓国代表の先発イ・スンホ(キウム)は1回裏に1番山田哲人二塁打を打たれたが無失点に抑えたが、2回裏に8番会澤翼に二塁打を打たれると9番菊池涼介のタイムリーで1点を先制された。韓国代表は3回表に日本代表の先発岸孝之から7番ファン・ジェギュン(KT)の本塁打で1-1の同点に追いついた。しかし3回裏に4番鈴木誠也と5番浅村栄斗のタイムリーで2点を勝ち越され、さらに代わった韓国代表の2番手イ・ヨンチャン(トゥサン)は7番吉田正尚への押し出しの四球、会澤翼のタイムリー、菊池涼介の内野ゴロの間、山田哲人の犠牲フライでさらに4点を追加された。

 韓国代表は4回表に先頭の2番パク・コヌ(トゥサン)、3番キム・ジェファン(トゥサン)の連打でチャンスを作り、4番パク・ピョンホ(キウム)、6番カン・ベッコ(KT)、8番パク・セヒョク(トゥサン)、9番キム・サンス(サムソン)のタイムリーで5点を返した。韓国代表は5回表に日本代表の2番手大野雄大からパク・コヌ、キム・ジェファン、パク・ピョンホへの連続四球で無死満塁のチャンスを作ったが、1死後カン・ベッコのライトフライで代走の3塁走者イ・ジョンフが本塁で刺されてしまい無得点に終わった。イ・ヨンチャンは5回裏に山田哲人のタイムリーで1点を追加されると、代わった韓国代表の3番手ハム・トクチュ(トゥサン)は3番丸佳浩のタイムリーでもう1点を失った。

f:id:takefumif:20191117081226j:plain

カン・ベッコ(KT)

f:id:takefumif:20191117081734j:plain

キム・サンス(サムソン)

 韓国代表は6回表に日本代表の3番手山岡泰輔からキム・サンスが相手のエラーで出塁するも無得点に終わった。韓国代表は7回表に先頭のイ・ジョンフが安打で出塁すると、途中出場の5番ホ・ギョンミン(トゥサン)の内野安打でチャンスを広げ(最初はアウトの判定もビデオ判定でセーフとなった)、カン・ベッコのタイムリーで2点を返した。ここでファン・ジェギュンも安打でチャンスを拡大するが、日本代表の4番手嘉弥真新也からは同点に追いつけなかった。韓国代表の4番手コ・ウソク(LG)は3連続四球で満塁のピンチを招くと、途中出場の4番近藤健介への押し出しの死球で1点を与えてしまった。

 韓国代表は8回表に日本代表の5番手大竹寛から無得点に終わった。韓国代表の5番手ムン・ギョンチャン(キア)は8回裏を無失点に抑えた。韓国代表は9回表に日本代表の6番手田口麗斗から無得点に終わり、スーパーラウンド最終戦で敗れ3勝2敗の2位で終え、17日の決勝戦で再び日本代表と対戦する。韓国代表打線では20歳のカン・ベッコが3打点と活躍。

f:id:takefumif:20191117082018j:plain

ムン・ギョンチャン(キア)

 

 11月17日19時からの決勝戦予告先発は韓国代表がヤン・ヒョンジョン(キア)、日本代表が山口俊と発表された。韓国代表は勝利すれば大会2連覇となる。

 

f:id:takefumif:20191116174830j:plain

ヤン・ヒョンジョン(キア)


(文責 : ふるりん