DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2019年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

2019年 シーズン展望 第1回 SKワイバーンス

10年ぶりの韓国シリーズ2連覇なるか?

 

 2018年は同年限りで家庭の事情により退任したトレイ・ヒルマン監督の指揮により、レギュラーシーズン2位ながらプレーオフ、韓国シリーズを勝ち抜いて8年ぶり4度目の韓国シリーズ優勝を果たした。2019年はヨム・ギョンヨプ新監督のもと、2009年以来10年ぶりの韓国シリーズ連覇を目指す。

 


【投手陣】

〈先発〉 
サンチェス、△キム・グァンヒョン、パク・チョンフン、◎ダイクソーン、ムン・スンウォン
〈リリーフ〉

△キム・テフン、◎ハ・ジェフン、パク・チョンベ、△シン・ジェウン、ソ・ジニョン、チョン・ヨンイル、△キム・テッキョン、△パク・ヒィス


注 : ◎は新加入、△は左腕
 2015年から先発として活躍していた外国人選手ケリーがMLB(メジャーリーグベースボール)・アリゾナダイヤモンドバックスへ移籍したが、先発投手陣の質は高い。2018年に11勝と肘の故障から見事な復活を遂げたエースのキム・グァンヒョン、チーム最多の14勝を記録したアンダースローのパク・チョンフン、2年目の外国人選手サンチェス、ムン・スンウォンと実績ある投手がそろう。新外国人選手のダイクソーンは205cmの身長が武器の右腕で、まだ24歳と若く韓国で更なる成長が期待できる。

 リリーフの軸は、2018年韓国シリーズで活躍した28歳の左腕キム・テフンになると思われる。左腕が豊富だが、球威のある右腕が不足しているので若手の台頭を待ちたい。期待の新戦力としては、MLB・シカゴカブス傘下のマイナーリーグ四国アイランドリーグ・徳島などを渡り歩いた28歳のハ・ジェフン(元東京ヤクルト)があげられる。新人2次ドラフトでの指名により入団し、他のチームでは野手としても出場してきたが、SKでは投手として登録されリリーフでの起用が予想される。

 


【打撃陣】

〈予想スタメン〉
1.キム・ガンミン(中)   
2.ハン・ドンミン(左)△    
3.チェ・ジョン(三)   
4.ロマック(一)  
5.チョン・ウィユン(指)
6.イ・ジェウォン(捕) 
7.チェ・ハン(二) △ 
8.キム・ソンヒョン(遊) 
9.ノ・スグァン(右) △

〈控え〉
(捕手) ホ・ドファン
(内野手) ナ・ジュファン、△パク・スンウク、チェ・スンジュン、△パク・チョングォン
(外野手) ◎△コ・ジョンウク、◎ペ・ヨンソプ、△キム・ジェヒョン、△チョン・ジンギ


注 : ◎は新加入、△は左打者。

 2018年は狭い本拠地を生かしたリーグ最多の233本塁打を記録した一発攻勢が特徴だった。シーズンオフに三角トレードとして強打者の外野手キム・ドンヨプをサムソンへ移籍し、代わりにネクセンから巧打俊足の外野手コ・ジョンウクを獲得するなど、チームに欠けている部分を補っている。

 チャンスメーカーの1番打者から長打力のあるキム・ガンミンをおき、2番打者として2018年韓国シリーズでも優勝に貢献した本塁打41本の強打者ハン・ドンミンをおく超攻撃布陣を敷くとみられる。他にもチェ・ジョン、外国人選手ロマック(元横浜DeNA)と2018年に30本塁打以上を記録した強打者が並び、破壊力は健在だ。

 2018年シーズン途中にLGからトレードで移籍し活躍した25歳のカン・スンホ、チェ・ジョンの弟のチェ・ハンが主力の中では最も若く、有望な若手が少ないのが残念であるが、控えにはナ・ジュファン、パク・チョングォンなど経験豊富な選手がいるため、主力を休ませつつ長いレギュラーシーズンを乗り切ることが出来ると見られる。
 
 2018年は過去3度の韓国シリーズ優勝を知る選手と、それ以降に主力となった選手たちが見事に融合してポストシーズンの大舞台で劇的な勝利を収めた。2019年シーズンは現有戦力を維持しつつ、次代を見据えた選手の発掘が求められる。過去に選手の育成で定評のあるネクセン(現キウム)を指揮した知将ヨム・ギョンヨプ監督はその点では適任と言える。

 


【本拠地】 

仁川SK幸福ドリーム球場

 2002年に開場した、総天然芝の美しい野球場。韓国の首都圏・仁川(インチョン)広域市の東部にそびえる文鶴(ムナク)山の北側に位置し、周囲には2014年仁川アジア競技大会が開催された大型の競技場や水泳場などもある。
 韓国の他のプロ野球本拠地に先駆けて現代的なボールパークとして整備され、球場内の通路には子供のための遊戯施設もある。レフト外野に芝生席の「グリーンゾーン」も設置されるなど、地球にやさしい「グリーンスポーツ」もテーマとしている。センター外野上の電光掲示板「ビッグボード」63m、高さ18mと韓国の野球場では最大級の迫力である。
 座席はレフト側の芝生席以外にも内野のテーブル席、ライト側のバーベキュー席、外野最前列のカップル席など種類が豊富である。

 

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仁川SK幸福ドリーム球場

 

 

[交通アクセス]
 仁川交通公社1号線・文鶴競技場(ムナクキョンギジャン)駅から徒歩5分。駅出入口から仁川SK幸福ドリーム球場への街路はSKワイバーンスにちなむモニュメントなどが整備され、緑に囲まれたボールパークでの野球観戦を前にして高揚感を沸きたてられる。

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文鶴競技場駅から仁川SK幸福ドリーム球場へ

 


(文責 : ふるりん