DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2019年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  第2回 SKワイバーンズ

 2012年は公式戦2位でプレーオフへ進出し、ロッテを2年連続でやぶり史上初となる6年連続韓国シリーズ進出を果たしたSKワイバーンズ。しかしサムソンの前に2年連続で敗れた。2年目のシーズンを迎えたイ・マンス監督は、2013年こそ3年ぶりの優勝を狙う。


【投手陣】

〈先発〉 
ユン・ヒィサン、チェ・ビョンニョン、△◎セッドン、△◎レイエス、ヨ・ゴヌク、△キム・グァンヒョン
〈中継ぎ〉
△パク・ヒィス、オム・ジョンウク、イ・ジェヨン、パク・チョンベ、チェ・ヨンピル、イム・ギョンワン
〈抑え〉
ソン・ウンボム

注 : ◎は新加入、△は左腕
 先発の柱は2012年10勝をあげたユン・ヒィサンとなった。これに実績のあるチェ・ビョンニョン、新外国人左腕のセッドン、レイエスが加わる。若きエースとして韓国シリーズ優勝に貢献してきたキム・グァンヒョンは2012年8勝こそあげたが、2013年シーズンも近年と同じく故障からのリハビリのため開幕に間に合わず、計算が立たない状態だ。そのためヨ・ゴヌクなどの若手を先発として起用すると思われる。
 リリーフ陣は層が厚く、2012年8勝をあげた左のパク・ヒィスが中継ぎの柱となった。2012年FAで移籍してきたが、不振に終わった右のアンダースローのイム・ギョンワンの復活を期待したい。またチェ・ヨンピルなどのベテランに頼るのではなく、若手の台頭が欲しい。2012年30セーブを記録したチョン・ウラムが軍へ入隊し、その代役は先発でも抑えでも登板できるソン・ウンボムとなりそうだ。


【打撃陣】

〈ベストオーダー〉
1.チョン・グヌ(二) 
2.パク・チェサン(左) △ 
3.パク・スンウク(指)  △ 
4.チェ・ジョン(三) 
5.パク・チョングォン(一)△ 
6.チョ・インソン(捕)
7.イム・フン(右) 
8.キム・ガンミン(中)
9.パク・チンマン(遊)

〈控え〉
(捕手) パク・キョンワン、キム・ジョンフン
(内野手) チェ・ユンソク、ナ・ジュファン、アン・ジョングァン、キム・ソンヒョン、チョ・ソンウ
(外野手) △チョ・ドンファ、△ハン・ドンミン、△キム・ジェヒョン、△イ・ミョンギ

注 : △は左打者。

 2012年オフ、FAで長年主軸として活躍していたイ・ホジュンと、内野の貴重な控えだったモ・チャンミンも特別指名がそろってNCへ行ってしまった。かといってさしたる補強もしなかったため、攻撃力の低下は必至である。そのため春季キャンプではこれまで1軍での出場機会がなかった選手たちに機会を与えてきた。その中で頭角を現してきたのがまだ20歳の3年目の若手パク・スンウク、大卒2年目の23歳の若手ハン・ドンミンなどである。
 イ・ホジュンの代わりに4番を打つのは、韓国球界を代表するサードに成長したチェ・ジョンである。2012年は26本塁打、84打点と自身最高の成績を残し、さらなる高みへと登る1年となる。周囲を固めるチョン・グヌ、パク・チェサン、パク・チョングォン、キム・ガンミンなどSKの野球を知り尽くした選手たちも健在だ。また兵役を終えたかつてのショートのレギュラー、ナ・ジュファンも戻ってきた。正捕手はベテランのチョ・インソンが務めるが、打力のあるチョン・サンホも控えている。これに若手の台頭があれば、従来と変わらない高い攻撃力が維持できる。 


 現在のSKには、3度の韓国シリーズ優勝に導いたキム・ソングン前監督の遺産が色濃く残っている。そのため2012年も2位と上位へ進出できた。イ・マンス監督はSKの次代を担う選手を育て、新たな常勝軍団を築いていけるのかどうか、その手腕が注目される。


【本拠地】 仁川・文鶴野球場

 2002年に開場した、総天然芝の美しい野球場。2007年から「Spo-tainment」のキャッチフレーズを掲げ、球場のテーマパーク化を進め、球場内の通路には子供のための遊戯施設もある。年々場内施設は進化を続け、2010年にはレフト外野に芝生席の「グリーンゾーン」も設置された。球場の南側に小高い山があり、緑豊かな環境のため、地球にやさしい「グリーンスポーツ」をテーマとして、年々施設の拡充を図っている。2013年も女性用化粧室の改装など、さらなるイメージアップを図っている。
 2013年シーズンの入場料金は一般席9000ウォン、椅子指定席15000ウォン、テーブル指定席は上部25000ウォン・下部30000ウォン、応援指定席12000ウォンなど。内野ファミリーゾーンは1人当たり20000ウォン)、外野ファミリーゾーンは1人当たり15000ウォン。ファミリーゾーンは内外野ともに4人席か5人席。バーベキューゾーンは1人当たり20000ウォン(4人から8人席)。外野パーティデッキは1人当たり15000ウォン(4人・6人・8人)。カップル席(2人)は30000ウォン。外野グリーンゾーンの8人テーブル席は96000ウォン。
(3月22日現在の為替レート:1万ウォンが約848円。)



[交通アクセス]
 仁川地下鉄1号線・文鶴競技場(ムナクキョンギジャン)駅から徒歩5分。すぐ裏には文鶴競技場があり、周囲は2014年秋の仁川アジア大会の競技会場建設が進んでいる。
 ソウル駅からは仁川方面への首都圏電鉄線の電車に乗り、富平(プピョン)駅で仁川地下鉄1号線に乗り換えて1時間程度で到着。仁川国際空港からは、空港鉄道(A`REX)に乗り桂陽(ケェヤン)駅で仁川地下鉄1号線に乗り換え、1時間10分程度で到着。また、文鶴競技場前のバス停留所に止まる仁川空港からのバスもある(所要時間1時間前後)。ソウル・金浦(キムポ)空港からも空港鉄道と仁川地下鉄1号線で行くことができ、所要時間45分程度。
 また、国内各都市から近くの仁川総合バスターミナルまで高速バスの便があり、同ターミナルから文鶴競技場駅までは仁川地下鉄1号線で1駅しか離れていないため、大田や光州などの地方都市へのアクセスがよい。また球場周辺には目だった飲食店や店舗はなく、文鶴競技場駅付近には野球開催日になると屋台が軒を並べる。  
(文責;ふるりん