KBO(韓国野球委員会)は8日、2010年シーズン韓国プロ野球8球団に所属する選手たちを発表した。選手数は8球団合計で474名となり、うち新人選手は62名、外国人選手は16名(各球団2名ずつ)となった。
外国人選手、新人選手を除く396名の選手の平均年俸は8687万ウォンで、前年比約3.2%増(2009年は8417万ウォン)となった。球団別に見ると、SKが1億1422万ウォンとなり、2009年まで5年連続1位だったサムソンを差し置いて1位となった。なお、年俸総額では、近年イ・ジニョン、イ・ビョンギュ(元中日)など高額年俸選手との契約が相次ぐLGが、56億7900万ウォンで1位となった。逆にもっとも年俸総額(26億5200万ウォン)、平均年俸(5200万ウォン)が安かったのは、2009年は最下位に沈み、ソン・ジヌ、チョン・ミンチョル(元読売)などの高額年俸のベテラン選手、日本プロ野球へ移籍したキム・テギュン、イ・ボムホなどの主力選手が去ったハンファだった。球界最高年俸は、キム・ドンジュ(トゥサン)が7億ウォンで2年連続1位となった。また年俸1億ウォン以上の選手は110名と、2009年の101名を9名上回り、史上最多となった。
年齢では、350本塁打、2284安打など数々の打撃個人通算記録を持つヤン・ジュンヒョク(サムソン)が、1966年生まれのソン・ジヌ(元ハンファ)の引退により、1969年5月26日生まれで、球界最年長選手となった。2月8日現在40歳で、高校を卒業したばかりの18歳の新人選手とは22歳の年齢差がある。体格では、高卒新人のチャン・ミヌク(トゥサン)が、207cmで球界一の長身選手となった。チャン・ミヌクは球界史上最も長身の選手ともなり、大型左腕投手としてすでに入団前から注目を浴びている。逆にプロ3年目の若手内野手キム・ソンビン(キア)は、わずか165cmしかなく、球界でもっとも身長が低く、チャン・ミヌクとは40cm以上の身長差がある。また最重量選手はチェ・ジュンソク(トゥサン)などの115kgで、最軽量選手はキム・ソンビン(キア)などの70kgとなっている。
(2月8日現在の為替レート : 1億ウォンが約761万円。)
(文責 : ふるりん)