DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  数字で見る2010年韓国プロ野球

 KBO(韓国野球委員会)は8日、2010年シーズン韓国プロ野球8球団に所属する選手たちを発表した。選手数は8球団合計で474名となり、うち新人選手は62名、外国人選手は16名(各球団2名ずつ)となった。
 外国人選手、新人選手を除く396名の選手の平均年俸は8687万ウォンで、前年比約3.2%増(2009年は8417万ウォン)となった。球団別に見ると、SKが1億1422万ウォンとなり、2009年まで5年連続1位だったサムソンを差し置いて1位となった。なお、年俸総額では、近年イ・ジニョン、イ・ビョンギュ(元中日)など高額年俸選手との契約が相次ぐLGが、56億7900万ウォンで1位となった。逆にもっとも年俸総額(26億5200万ウォン)、平均年俸(5200万ウォン)が安かったのは、2009年は最下位に沈み、ソン・ジヌ、チョン・ミンチョル(元読売)などの高額年俸のベテラン選手、日本プロ野球へ移籍したキム・テギュンイ・ボムホなどの主力選手が去ったハンファだった。球界最高年俸は、キム・ドンジュ(トゥサン)が7億ウォンで2年連続1位となった。また年俸1億ウォン以上の選手は110名と、2009年の101名を9名上回り、史上最多となった。
 年齢では、350本塁打、2284安打など数々の打撃個人通算記録を持つヤン・ジュンヒョク(サムソン)が、1966年生まれのソン・ジヌ(元ハンファ)の引退により、1969年5月26日生まれで、球界最年長選手となった。2月8日現在40歳で、高校を卒業したばかりの18歳の新人選手とは22歳の年齢差がある。体格では、高卒新人のチャン・ミヌク(トゥサン)が、207cmで球界一の長身選手となった。チャン・ミヌクは球界史上最も長身の選手ともなり、大型左腕投手としてすでに入団前から注目を浴びている。逆にプロ3年目の若手内野手キム・ソンビン(キア)は、わずか165cmしかなく、球界でもっとも身長が低く、チャン・ミヌクとは40cm以上の身長差がある。また最重量選手はチェ・ジュンソク(トゥサン)などの115kgで、最軽量選手はキム・ソンビン(キア)などの70kgとなっている。

(2月8日現在の為替レート : 1億ウォンが約761万円。)
 
(文責 : ふるりん