ロッテは28日、FA(フリーエージェント)でトゥサンに移籍したホン・ソンフン内野手(35)の人的補償として、キム・スンフェ投手(31)を指名した。またトゥサンはロッテに金銭補償として、ホン・ソンフンの2012年シーズンの年俸(4億ウォン)を2倍にした金額8億ウォンを支払う(人的補償を要求しない場合は、当該選手の前年の年俸を3倍にした金額を支払う)。
右腕キム・スンフェは大学卒業後2003年トゥサンへ入団し、1年目から34試合に登板し頭角を現した。2006年には自己最多の61試合に登板、6勝10ホールドで中継ぎに欠かせない存在だった。2008年から09年まで軍へ入隊し、2010年除隊後トゥサンに復帰したが、以前ほどの存在感を示せなかった。2012年シーズンは先発に中継ぎに活躍し、24試合に登板、6勝7敗、防御率4.04の成績だった。プロ10年間の通算成績は217試合に登板、18勝26敗?6ホールド、防御率4.27。
キム・スンフェはトゥサン投手陣にとって貴重な存在ではあったが、2013年には32歳となり年齢がやや高いこと、他の若手有望株などとの兼ね合いでFAの人的補償選手で指名できない20名の保護選手の枠には入れなかったようである。ロッテにとっては先発もリリーフもできる実績ある選手の加入で、投手陣の補強に成功したといえる。
(11月28日現在の為替レート:1億ウォンが752万3300円。)
(文責 : ふるりん)