トゥサンは4日、外国人選手ゲーリー・ラス投手(35)が任意脱退選手として退団することを発表した。ラスは4月末夫人の出産に立ち会うため米国に帰国していたが、出産後夫人と双子の娘の体調が思わしくなく、韓国には戻れないということで今季のプレーを断念する意志を球団側に伝えていた。球団側はこれを了承し、ラスは任意脱退選手として公示され、トゥサンを含む韓国の球団では今後1年間プレーできないことになった。
左腕ラスは2001年キアに入団し、2002年トゥサンへ移籍し16勝をあげ活躍した。2003年には日本プロ野球・読売に在籍し、04年にトゥサンへ復帰し17勝で最多勝投手となった。その後2005年は日本プロ野球・東北楽天、2007年は台湾プロ野球・La Newに在籍と東アジアを渡り歩き、今季4年ぶりにトゥサンへ復帰した。今季も先発として活躍し6試合に登板し3勝2敗、防御率2.84と投手陣の軸となっていた。韓国での5年間の通算成績は93試合に登板、43勝27敗2S、防御率3.51。トゥサンは近日中に代わりの外国人投手を獲得する方針。