KBO（韓国野球委員会）は11月27日、2023年シーズンの個人タイトル表彰者や初めて選出された守備賞の授賞式を行い、シーズンMVP（最優秀選手）と最優秀新人（新人王）が選出された。
シーズン最優秀選手はフェディ（ＮＣ）となった。有効投票数111票102票と圧倒的な1位で、2位は31本塁打、101打点の打撃部門二冠王となったノ・シファン（ハンファ）だった。フェディは2023年シーズンよりＮＣと契約し30試合に登板、20勝6敗、防御率2.00、209奪三振の成績で最多勝、最優秀防御率、最多奪三振と個人タイトル3部門を占め、ＮＣの3年ぶりのポストシーズン進出に貢献した。ＮＣからのシーズンMVP選出は2015年のテームズ（元読売）以来8年ぶり2人目となった。
最優秀新人（新人王）はムン・ドンジュ（ハンファ）となった。有効投票数111票中85票を占め、2位は15票で左腕の高卒新人ユン・ヨンチョル（キア）だった。ムン・ドンジュは高校卒業後の2022年にハンファへ入団、2年目の2023年シーズンは23試合に登板、8勝8敗、防御率3.72の成績で、10月に杭州アジア競技大会野球の韓国代表の優勝に貢献、兵役免除の恩典を受けた。また11月、アジアプロ野球チャンピオンシップに韓国代表として出場した。ハンファからの最優秀新人は2006年のリュ・ヒョンジン投手（トロントブルージェイス）以来17年ぶり4人目となった。なお、最優秀新人は2019年のチョン・ウヨン（ＬＧ）、2020年のソ・ヒョンジュン（ＫＴ）、2021年のイ・ウィリ（キア）、2022年のチョン・チョルォン（トゥサン）、そしてムン・ドンジュと5年連続で投手が選出されている。
（文責 ： ふるりん）
