11月29日、ソウル市内のホテルで二軍選手中心のフューチャースリーグを含めた2021年シーズンの個人タイトルの授賞式が行われ、レギュラーシーズンMVP(最優秀選手)にアリエル・ミランダ投手(トゥサン)、新人王(最優秀新人賞)にイ・ウィリ投手(キア)がそれぞれ選ばれた。
MVPに選ばれたキューバ出身の外国人選手で左腕のミランダは2021年よりトゥサンと契約し、韓国1年目にして28試合に登板、14勝5敗、防御率2.33の成績で1984年のチェ・ドンウォン(ロッテ)以来37年ぶりにシーズンの最多奪三振記録を225まで更新した。記者投票によりミランダは558点でイ・ジョンフ(キウム)の329点、カン・ベッコ(KT)の320点などを上回り1位だったためシーズンMVPに選出された。外国人選手のレギュラーシーズンMVP受賞は2020年のロハス(KT)に続いて3年連続7人目で、トゥサンの選手としては2019年のリンドブロム以来2年ぶり8人目の受賞となった。なお授賞式は帰国していたため欠席した。
新人王に選ばれた左腕イ・ウィリは、2021年シーズン、高卒新人ながら19試合に登板、4勝5敗、防御率3.61の成績で、故障により9月後半以降の登板はなかったが、7月27日から8月7日まで開催された2020年東京オリンピック野球の韓国代表に選ばれ、2試合で先発し10回で18奪三振と好投した。記者投票によりイ・ウィリは417点と、チェ・ジュニョン(ロッテ)の368点を上回り1位だったため新人王に選出された。キアの選手としては前身のヘテ時代の1985年のイ・スンチョル以来36年ぶり2人目の受賞となった。
(文責:ふるりん)