DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  2017年シーズンMVPはヤン・ヒョンジョン(キア)、新人王はイ・ジョンフ(ネクセン)

 KBO(韓国野球委員会)は6日、ソウル市内で2017年シーズンの個人タイトルの表彰式を行い、席上でレギュラーシーズンMVP(最優秀選手)、新人王を記者投票で選出した。
 シーズンMVPにはキアのヤン・ヒョンジョン投手(29)が選出された。左腕ヤン・ヒョンジョンの2017年シーズンの成績は31試合に登板、20勝6敗、防御率3.44の成績で自身初となる最多勝の個人タイトルを受賞し、キアの8年ぶりとなるレギュラーシーズン優勝、史上最多の11度目の韓国シリーズ優勝に貢献した。またプロ野球史上初めて同じ年に韓国シリーズMVPとレギュラーシーズンMVPを受賞した選手となった。レギュラーシーズンMVP投票の次点は、2016年、2017年シーズンと2年連続最多本塁打(46)の個人タイトルを受賞したSKのチェ・ジョン内野手(30)で、3位はヤン・ヒョンジョンと最多勝のタイトルを分け合ったキアの外国人投手ヘクター(30)だった。


 新人王はネクセンのイ・ジョンフ内野手(19)が受賞した。左打者のイ・ジョンフは高校卒業後の2017年にネクセンへ入団し、新人ながら外野の一角に定着し、レギュラーシーズンでは全144試合に出場、打率.324、2本塁打、47打点、12盗塁を記録した。レギュラーシーズンでの179安打は、新人としてはプロ野球最多記録を更新した。新人王の次点はロッテのキム・ウォンジュン投手(24)だった。イ・ジョンフは11月16日からのアジアプロ野球チャンピオンシップ 2017の韓国代表にも選ばれており、かつてヘテ、キアで主力として活躍した父親のイ・ジョンボム(元中日)が同韓国代表のコーチとなっている。

(文責:ふるりん