DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

2022年レギュラーシーズンMVP(最優秀選手)はイ・ジョンフ(キウム)、新人王はチョン・チョルォン(トゥサン)

 11月17日、ソウル市内のホテルで二軍選手中心のフューチャースリーグを含めた2022年シーズンの個人タイトルの授賞式が行われ、レギュラーシーズンMVP(最優秀選手)にイ・ジョンフ外野手(キウムヒーローズ)、新人王(最優秀新人賞)にチョン・チョルォン投手(トゥサンベアース)がそれぞれ記者投票で選出された。

 MVPに選ばれたイ・ジョンフ(24)は高卒新人だった2017年に新人王を受賞し、2022年は142試合に出場、打率.349、23本塁打、113打点、5盗塁で首位打者、打点などで個人タイトルを受賞した。父のイ・ジョンボム(元中日)はヘテタイガーズ時代の1994年にレギュラーシーズンMVPに選ばれ、史上初めて親子で受賞した選手となった。記者投票ではイ・ジョンボムが104票で1位、2位は2022年シーズン限りで現役を引退したイ・デホロッテジャイアンツ)が2票、3位は最優秀防御率(2.11)、最多奪三振(224)などで個人タイトルを受賞したアン・ウジン(キウム)の1票だった。新人王とレギュラーシーズンMVPをともに受賞した選手としては2006年にハンファイーグルスで同時受賞したリュ・ヒョンジン(現トロントブルージェイス)、2012年新人王、2014年MVPをネクセンヒーローズで受賞したソ・ゴンチャン(現LGツインス)に続いて3人目となった。キウム(2018年までネクセン)からのレギュラーシーズンMVP選出はパク・ピョンホ(2012年と2013年・現KTウィズ)、ソ・ゴンチャンに続いて3人目となった。イ・ジョンフには賞金1000万ウォンが授与された。

 新人王に選ばれた右腕チョン・チョルォン(23)は高校卒業後の2018年にトゥサンへ入団、2022年5月に一軍初登板を果たすとレギュラーシーズンで58試合に登板、4勝3敗3セーブ23ホールド、防御率3.10の成績でリリーフとして活躍した。記者投票では107票中74票を占め1位で、2位はキム・インファン内野手(ハンファ)の24票だった。トゥサンからの新人王選出は2010年のヤン・ウィジ(現NCダイノス)以来12年ぶり5人目となった。チョン・チョルォンには賞金300万ウォンが授与された。

 

(文責:ふるりん