DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

2023年レギュラーシーズン日程発表 4月1日開幕

 KBO韓国野球委員会)は12月20日、2023年レギュラーシーズンの詳細な日程を発表した。開幕戦は4月1日(土)で、キア-SSG(仁川)、ハンファ-キウム(ソウル・高尺)、LG-KT(水原)、NC-サムソン(大邱)、ロッテ-トゥサン(ソウル・蚕室)の5試合が行われる。プロ野球10チームは他チームと16試合ずつ対戦し全144試合の勝率で順位を競い(同率1位、同率5位が2チームある場合は1試合のみの順位決定戦が開催される)、例年通りだと上位5チームがポストシーズンへ進出、ワイルドカード決定戦、準プレーオフプレーオフ、韓国シリーズの順に開催され、韓国シリーズの勝者が年間優勝となる。

 オールスター戦は7月15日(土)に開催され(会場未定)、その前後の7月14日(金)から20日(木)までは休息期間となりレギュラーシーズンの試合は行われない。また優勝すれば兵役免除の恩典が得られるアジア競技大会野球で2010年、2014年、2018年と3連覇を達成しているが、2022年から1年延期され2023年9月23日(土)から10月8日(日)まで中国・杭州で予定されているアジア競技大会の野球競技の期間中においては、2014年、2018年の過去の大会と異なりレギュラーシーズンが中断されない(優勝すれば軍に入隊していない選手は兵役免除の恩典が得られ、同大会の野球韓国代表はリュ・ジュンイル監督が指揮する)。

 試合は原則として月曜日には開催されず、2022年までと異なりレギュラーシーズンの途中から2連戦×3の日程ではなく、4月1日と2日(日)の開幕2連戦を除いて4月4日(火)以降はすべて3連戦×2の日程で組まれている(そのため年間の試合主催数が71試合と73試合の球団がある)。現時点では9月10日(日)までの日程が発表され、9月11日(月)以降の日程は雨天などで中止になった試合や開幕時点では日程が未定の試合が再編成され、追加日程として後日に発表される。

 なお、2023年レギュラーシーズン開幕を前に韓国プロ野球だけでなくMLBで活躍する選手たちから構成される韓国代表が6年ぶりに開催される国際大会・WBCワールドベースボールクラシック)に出場し、3月9日(木)から1次ラウンド(日本・東京ドーム)プールBでオーストラリア、日本、チェコ、中国の順に対戦、準々決勝(3月15,16日)進出をかけて争う(準決勝は3月19,20日、決勝は3月21日にアメリカ合衆国フロリダ州・ローンデポパークで開催)。また例年通りならレギュラーシーズン開幕前に調整の場である示範競技が3月に開催される。

 

(文責 : ふるりん