2019年のプロ野球レギュラーシーズンは3月23日に開幕し、開幕戦5試合が14時から開始される。翌24日まで開幕2連戦となり、以降は原則として月曜日以外の毎週火曜日から日曜日まで1球団当り週6試合、1週間では30試合のプロ野球レギュラーシーズンの試合が行われる。なお、3月23日のハンファ－ＮＣは完成して間もないＮＣの新本拠地・昌原ＮＣパーク馬山球場にとって初のプロ野球レギュラーシーズン開催となる。
【2019年レギュラーシーズン開幕2連戦 予告先発投手】
ハンファ（サーポルド）－トゥサン（リンドブロム） 蚕室
ＫＴ（クエバス）－ＳＫ（キム・グァンヒョン） 仁川
ＬＧ（ウィルソン）－キア（ヤン・ヒョンジョン） 光州
キウム（ブリガム）－ロッテ（ラリー） 社稷
サムソン（マクガイヤ）－ＮＣ（バトラー） 昌原
※ 3月23、24日ともに全試合14時開始。
2019年レギュラーシーズンは各チーム144試合ずつ開催される。なお7月19〜20日にプロ野球オールスター戦（昌原ＮＣパーク馬山球場）が開催されるため、レギュラーシーズンは7月25日まで中断される。試合日程は9月13日まで発表されているが、もし雨天などで実施できなかった試合があれば9月14日以降に再編成され、追加日程として後日発表される。
レギュラーシーズンが終了すると、10チーム中上位5チームによるポストシーズンが開幕し、韓国シリーズ優勝チーム（レギュラーシーズン優勝チーム－プレーオフ勝者）が年間総合優勝となる。2018年の韓国シリーズはＳＫが4回目の優勝を達成した。なお、韓国シリーズ優勝から最も遠ざかっているのは、1992年が最後の優勝となっているロッテである（2008年創設のネクセン、2011年創設のＮＣ、2013年創設のＫＴは韓国シリーズ優勝経験なし）。
2019年シーズン終了後、プロ選手を主体とした野球韓国代表は2019 ＷＢＳＣプレミア12（11月2～17日）への出場を予定している。韓国はオープニングラウンド・グループＣ（韓国・オーストラリア・カナダ・キューバ）の開催地に選ばれ、2015年大会に続く2連覇を狙う。なお、この大会は2020年東京オリンピック野球の予選を兼ねている。韓国代表が9戦全勝優勝を果たした2008年北京オリンピック以来の野球開催であり、こちらも2連覇を狙う。
2019年シーズンの大きな変更点は以下の通り。
１．打高投低を是正するため公認球の反発係数を減らした。
２．昨今韓国では大気汚染が深刻なため、雨天や低音などの気象面の理由以外にも、微粒子上物質（ＰＭ2.5など）の濃度が一定を超えると試合が中止となる。また、3月から4月にかけては特に濃度が上がるため、観客には1球団当たり7万5000枚のマスクが配布される。
３．試合中のビデオ判定は1チーム当たり9回までは2回、延長戦では1回認められる。なお、1試合に1回だけ審判の裁量でビデオ判定が行われることがある。
2019年のプロ野球レギュラーシーズンは全720試合が予定されるが、1人でも多くの観客やファンに快適な観戦環境を提供するため、試合のスピードアップをめざしさまざまな改善策が実施される。
（文責：ふるりん）
