DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

新外国人選手ボー・タカハシ投手と契約

 キアタイガーズは8月26日、2021年シーズンの新外国人選手としてボー・タカハシ投手(24)と年俸6万ドル、移籍料10万ドルなど総額16万ドルで契約した。キアは8月11日付で大麻の輸入が発覚した外国人選手アーロン・ブルックス投手を任意脱退選手として退団させており、代役となる外国人選手を探していた。

 日系3世でブラジル出身の右腕ボー・タカハシは2014年にMLBシンシナティレッズと契約し、傘下のマイナーリーグチームに所属していた。2019年にはレッズで初めてメジャーリーグに昇格するも出場機会はなかった。2021年シーズンはアリゾナダイヤモンドバックスマイナー契約を結び、傘下のAAA級マイナーリーグチームで18試合に登板、3勝7敗、防御率4.45の成績だった。マイナーリーグの7年間の通算成績は131試合に登板、42勝41敗、防御率4.18。2017 WBCワールドベースボールクラシック)予選にブラジル代表として出場した。ブラジル国籍の外国人選手はプロ野球史上初である。

 メジャーリーグで出場したことがない現在24歳のボー・タカハシは8月15日以降に契約したため、2021年のポストシーズンに出場できないが、8月25日時点で9位に留まるキアにとって、レギュラーシーズン5位以上が出場するポストシーズン進出のための補強というよりも、2022年シーズン以降を見越した契約といえる。

 

(文責 : ふるりん