DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

新外国人選手クリスチャン・フリードリック投手と契約へ  バトラー、ベタンコートはウェーバー公示

 NCダイノスは7月3日、2019年シーズンの新外国人選手としてクリスチャン・フリードリック投手(31)と契約する方針であることを明らかにした。近日中に韓国へ到着し、メディカルテストを受けてから正式に契約する予定。

 身長193cmのアメリカ合衆国出身の左腕クリスチャン・フリードリックは2008年にMLB(メジャーリーグベースボール)・コロラドロッキーズと契約し、2012年にロッキーズで初めてメジャーリーグに昇格し、同年5勝を記録した。2016年よりサンディエゴパドレスに移籍し、主に先発として起用され5勝を記録した。2017年以降はメジャーリーグでの出場はなく、2019年シーズンはアトランティックリーグのニューブリテン・ビーズと契約し、11試合に登板、5勝1敗、防御率3.00の成績だった。メジャーリーグでの通算4年間の成績は124試合に登板、10勝28敗、防御率5.37。マイナーリーグでの通算9年間の成績は122試合に登板、21勝36敗1セーブ、防御率4.61。

 なお、同じく7月3日には2019年シーズンの外国人選手として契約していたエディ・バトラー投手(28)、クリスチャン・ベタンコート捕手(27)はウェーバー公示され退団となることも決まった。アメリカ合衆国出身の右腕バトラーは先発投手として起用され、13試合に登板、3勝6敗、防御率4.76の成績を残し、6月15日のトゥサン戦での先発登板を最後に肩の故障で一軍登録から外れていた。NCは7月2日時点で10チーム中5位でポストシーズン進出圏内にとどまっているも、6月以降は不調で勝率5割未満となり、さらに6位KTと2ゲーム差など下位との差が縮まるなど危機的状況にある。そのため故障からの復帰に時間がかかるバトラーとの契約を打ち切り、新外国人選手クリスチャン・フリードリックと契約することにしたとみられる。

 パナマ出身のベタンコートは53試合に出場、打率.246、8本塁打、29打点、1盗塁の成績で、主力打者として活躍が期待されるも成績不振で6月15日のSK戦を最後に一軍登録から外れていた。ベタンコートは捕手として10試合に出場したが、主に一塁やライトでの出場が多かった。NCは5月3日のキア戦で主軸打者のナ・ソンボムが負傷し復帰は未定のため、打線の強化を図りベタンコートの代役となる新外国人選手と近日中に契約する方針。

 

(文責:ふるりん