DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

レギュラーシーズン(5.31) 結果

LG3連勝で同率3位、キア3連勝で同率6位に浮上

 

ハンファ 1-2 SK  (仁川
(勝)パク・チョンフン 3勝2敗  (セーブ)ハ・ジェフン 4勝1敗12S  (敗)キム・ミヌ 1勝5敗

本塁打)ハンファ : キム・ジョンミン 1号  SK : チョン・ウィユン 5号

 SKは2回裏にハンファの先発キム・ミヌから5番チョン・ウィユンの本塁打で2点を先制した。キム・ミヌは3回裏以降追加点を与えなかった。ハンファは6回表にSKの先発パク・チョンフンから9番キム・ジョンミンのプロ6年目での初本塁打(NC在籍時の2017年6月以来の打点)で1点を返した。

 SKの2番手カン・ジグァンは8回表を無失点に抑えた。3番手ハ・ジェフン(元東京ヤクルト)は9回表に相手の反撃を断ち、首位SKが勝利した。7回を1失点に抑えたパク・チョンフンは3勝目。6位ハンファでは打線がつながらず、8回2失点で完投したキム・ミヌを援護できず3連敗。

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2回裏に先制の決勝点となる5号本塁打を打ったSKのチョン・ウィユン(http://www.stnsports.co.kr/news/articleView.html?idxno=94075 より)。

 

 

トゥサン 2-3 KT  (水原)
(勝)チュ・グォン 3勝2敗  (敗)クォン・ヒョク 2勝2敗

本塁打)KT : ファン・ジェギュン 8号、ユ・ハンジュン 3号

 トゥサンは3回表にKTの先発クム・ミンチョルから6番パク・セヒョクのタイムリーで1点を先制した。KTは4回裏にトゥサンの先発イ・ヨンチャンから2番ファン・ジェギュンの本塁打で1-1の同点に追いついた。トゥサンは7回表に7番キム・ジェホのタイムリーで1点を勝ち越した。KTは6回表から2番手キム・デユ、7回表途中から3番手チョン・ユスを登板させ追加点を防いだ。

 トゥサンの2番手パク・チグクは8回裏を無失点に抑えた。4番手チュ・グォンは追加点を与えず、9位KTは9回裏にトゥサンの3番手クォン・ヒョクから4番ユ・ハンジュンの本塁打で逆転サヨナラ勝ちした。2位トゥサンでは7回を1失点に抑えたイ・ヨンチャンを打線が援護できず、リリーフの不安定さがまたも露呈してしまった。

 


NC 2-3 LG  (ソウル・蚕室)
(勝)チャ・ウチャン 6勝2敗  (セーブ)コ・ウソク 3勝2敗10S  (敗)チェ・ソンヨン 1勝1敗

 NCは1回表にLGの先発チャ・ウチャンから5番モ・チャンミンのタイムリーで1点を先制した。LGは5回裏にNCの先発チェ・ソンヨンから2番イ・ヒョンジョンの犠牲フライ、3番キム・ヒョンスのタイムリーで3-1と逆転した。NCは7回表に9番キム・ソンウクのタイムリーで1点を返した。LGは8回表から2番手ムン・グァンウンを登板させた。

 NCの2番手ペ・ジェファンは8回裏に追加点を与えなかった。3番手コ・ウソクは9回表に相手の反撃を断ち、LGが勝利し3連勝でNCと同率3位に並んだ。7回を2失点に抑えたチャ・ウチャンは6勝目。LG打線では8番ユ・ガンナムが3安打と活躍。NCの先発チェ・ソンヨンは7回を3失点に抑えながらも打線の援護が得られなかった。

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5回裏に決勝タイムリーを打ったLGのキム・ヒョンス(http://www.xportsnews.com/?ac=article_view&entry_id=1120375 より)。

 

 

 キウム 2-3 キア  (光州
(勝)ヤン・ヒョンジョン 4勝7敗  (セーブ)ムン・ギョンチャン 1勝6S  (敗)イ・スンホ 3勝2敗

 キアは1回裏にキウムの先発イ・スンホから3番の新外国人タッカーのタイムリーで1点を先制した。キウムは2回表にキアの先発ヤン・ヒョンジョンから5番チャン・ヨンソクのタイムリーで1-1の同点に追いついた。キアは3回裏に5番アン・チホンのタイムリーで1点を勝ち越すと、6番イ・チャンジンの内野ゴロの間に1点を追加した。キウムは6回表に3番サンズのタイムリーで1点を返した。キアは7回表から2番手パク・チュンピョ、3番手イム・ギジュンと継投策をとった。

 キウムの2番手ユン・ヨンサムは7回裏、キアの4番手チョン・サンヒョンは8回表、キウムの3番手ハン・ヒョンヒィは8回裏をそれぞれ無失点に抑えた。5番手ムン・ギョンチャンは9回表に相手の反撃を断ち、キアが勝利し3連勝でハンファ、サムソンと並び同率6位に浮上した。6回を1失点に抑えたヤン・ヒョンジョンは3勝目。キア打線ではアン・チホンが3安打1打点と活躍。先発イ・スンホが6回を3失点に抑えるも打線が機能しなかった5位キウムは3連敗。

 

 

サムソン 1-6 ロッテ  (釜山社稷
(勝)キム・ゴングク 2勝2敗  (敗)ペク・チョンヒョン 1勝6敗

本塁打)ロッテ : ミン・ビョンホン 1号

 ロッテは1回裏にサムソンの先発ペク・チョンヒョンから4番イ・デホ(元福岡ソフトバンク)、6番オ・ユンソクのタイムリーで2点を先制し、2回裏に1番ミン・ビョンホンの本塁打で1点を追加した。先発キム・ゴングクは5回表まで無失点に抑え、ロッテは5回裏にサムソンの2番手キム・デウから3番ソン・アソプの犠牲フライで1点、6回裏にサムソンの3番手チャン・ピルジュンから9番シン・ボンギのタイムリーで1点を追加した。

 2番手チン・ミョンホと3番コ・ヒョジュンは無失点に抑え、ロッテは7回裏にサムソンの4番手クォン・オジュンからオ・ユンソクのタイムリーで1点を追加した。ロッテの4番手パク・チンヒョンは8回表を無失点に抑えた。サムソンは9回表にロッテの5番手ホン・ソンミンから9番チェ・ヨンジンの内野ゴロの間に1点を返したが、反撃もここまで最下位ロッテが勝利した。キム・ゴングクは2勝目。先発ペク・チョンヒョンが2回3失点で降板したサムソンはキアと同率6位に並ばれた。

 

【レギュラーシーズン 順位表】
(5月31日時点)
         試合  勝   敗   分  勝率

1.SK     57  37  19  1  .661

2.トゥサン   58  37  21  0  .638

3.LG     56  31  25  0  .554

3.NC     56  31  25  0  .554

5.キウム    59  31  28  0  .525

6.ハンファ   56  24  32  0  .429

6.キア     57  24  32  1  .429

6.サムソン   56  24  32  0     .429

9.KT        58  24  34     0    .414

10.ロッテ    57  21  36  0  .368

 

(文責 : ふるりん