DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

レギュラーシーズン(6.1) 結果

3位LG4連勝、最下位ロッテ3連勝

 

ハンファ 6-0 SK  (仁川
(勝)サーポルド 3勝6敗  (敗)カン・ジグァン 2勝4敗

本塁打)ハンファ : チャン・ジンヒョク 1号

 SKの先発キム・グァンヒョン、ハンファの先発サーポルドはともに7回まで無失点に抑えた。ハンファは8回表にSKの2番手カン・ジグァンから相手のエラーで1点を先制すると、代わった3番手キム・テッキョンから5番チェ・ジンヘンへの押し出しの四球で1点を追加した。ハンファの2番手イ・テヤンは8回裏を無失点に抑えた。

 6位ハンファは9回表にSKの4番手チェ・ビョンニョンから1番チョン・ウヌォンのタイムリー、代わった5番手パク・ミンホから途中出場の3番チャン・ジンヒョクのプロ4年目にしての初本塁打で計4点を追加し、3番手チョン・ウラムは9回裏に相手の反撃を断ち、完封リレーで勝利し3連敗から脱出した。サーポルドは3勝目。ハンファ打線ではチョン・ウヌォンが3安打1打点と活躍。

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9回表にプロ初本塁打を打ったハンファのチャン・ジンヒョク(http://sports.mk.co.kr/view.php?year=2019&no=373975 より)。

 

 

トゥサン 3-13 KT  (水原)
(勝)キム・ミン 3勝6敗  (敗)イ・ヨンハ 6勝1敗

本塁打)KT : ロハス 9,10号

 KTは1回裏にトゥサンの先発イ・ヨンハから3番カン・ベッコ、4番ユ・ハンジュン、8番チャン・ソンウのタイムリーなどで4点を先制した。トゥサンは2回表にKTの先発キム・ミンから6番パク・セヒョクのタイムリーで1点を返した。KTは2回裏に5番パク・キョンスのタイムリー、6番ロハス本塁打で4点を追加した。トゥサンは3回表に3番チェ・ジュファンと4番キム・ジェファンの内野ゴロの間に2点を返した。KTは4回裏にパク・キョンスのタイムリー、ロハスの2打席連続本塁打、1番キム・ミンヒョクの犠牲フライで5点を追加した。トゥサンの2番手チェ・ウォンジュンは7回裏まで無失点に抑えた。

 KTの2番手チョ・ヒョヌは8回表、トゥサンの3番手ハム・トクチュは8回裏をそれぞれ無失点に抑えた。3番手チョ・ハヌクは9回表に相手の反撃を断ち、KTが勝利し7位に浮上した。7回を3失点に抑えたキム・ミンは3勝目。KT打線ではロハスが3安打2本塁打7打点、7番パク・スンウクが3安打と活躍。3連敗となった2位トゥサンでは先発イ・ヨンハが4回13失点と大乱調で、5月以降KT戦5連敗と相性が悪い。

  


NC 1-5 LG  (ソウル・蚕室)
(勝)ウィルソン 6勝3敗  (敗)ルチンスキー 4勝3敗

本塁打)LG : キム・ミンソン 4号

 LGは2回裏にNCの先発ルチンスキーから7番キム・ミンソンの本塁打で1点を先制し、3回裏に2番シン・ミンジェの犠牲フライ、4番ジョセフのタイムリーなどで3点を追加した。NCは6回表にLGの先発ウィルソンから4番ヤン・ウィジのタイムリーで1点を返し、2番手カン・ユングは7回裏を無失点に抑えた。

 3位LGは8回裏にNCの3番手イ・ウソクから1番イ・チョヌンのタイムリーで1点を追加し、2番手の高卒新人チョン・ウヨンは9回表に相手の反撃を断ち勝利し4連勝となった。8回を1失点に抑えたウィルソンは6勝目。先発ルチンスキーが6回4失点で降板した4位NCは3連敗。

 

 

 キウム 4-0 キア  (光州
(勝)ブリガム 3勝1敗  (セーブ)チョ・サンウ 1勝3敗16S  (敗)ウィーランド 4勝3敗

 キウムは1回表にキアの先発ウィーランド(元横浜DeNA)から4番パク・ピョンホのタイムリーで2点を先制した。キウムの先発ブリガム(元東北楽天)は5回裏まで無失点に抑えた。キウムの2番手オ・ジュウォンと3番手ハン・ヒョンヒィは6回裏、4番手キム・サンスは7回裏を無失点に抑えた。キアの2番手パク・チュンピョと3番手ハ・ジュニョンは8回表に追加点を与えなかった。

 キウムは8回裏から5番手ユン・ヨンサム、6番手チョ・サンウを登板させ、9回表にキアの4番手イ・ジュニョンからチャンスを作り、代わった5番手イ・ミヌから3番サンズのタイムリーで2点を追加した。チョ・サンウは相手の反撃を断ち、5位キウムが完封リレーで勝利し3連敗から脱出した。ブリガムは3勝目。先発ウィーランドが7回を2失点に抑えるも打線が沈黙したキアは連勝が3で止まり8位に後退。

 

 

サムソン 2-5 ロッテ  (釜山社稷
(勝)ソ・ジュヌォン 1勝3敗  (セーブ)パク・チンヒョン 1S  (敗)マクガイヤ 2勝4敗 

 ロッテの先発の高卒新人ソ・ジュヌォンは6回表まで無失点に抑えた。ロッテは6回裏にサムソンの先発マクガイヤからチャンスを作ると、代わった2番手チェ・チェフンから5番チョン・ジュヌと代打ムン・ギュヒョンのタイムリーで5点を先制した。ロッテの2番手ソン・スンナクは8回表途中まで無失点に抑え、3番手パク・シヨンに交代した。

 サムソンは9回表にロッテの4番手ク・スンミンから途中出場の高卒新人の8番キム・ドファンのタイムリーで2点を返したが、5番手パク・チンヒョンが相手の反撃を断ち最下位ロッテが勝利し3連勝となった。ソ・ジュヌォンはプロ初勝利。パク・チンヒョンは2017年8月以来のセーブ。ロッテ打線ではチョン・ジュヌが3安打2打点と活躍。先発マクガイヤが6回途中まで1失点と好投するも打線の援護がなかったサムソンは8位に後退。

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プロ初勝利をあげたロッテの高卒新人ソ・ジュヌォン(http://sports.chosun.com/news/ntype.htm?id=201906010100005370000280&servicedate=20190601 より)。

 

【レギュラーシーズン 順位表】
(6月1日時点)
         試合  勝   敗   分  勝率

1.SK     58  37  20  1  .649

2.トゥサン   59  37  22  0  .627

3.LG     57  32  25  0  .561

4.NC     57  31  26  0  .544

5.キウム    60  32  28  0  .533

6.ハンファ   57  25  32  0  .439

7.KT        59  25  34     0    .424

8.キア     58  24  33  1  .421

8.サムソン   57  24  33  0     .421

10.ロッテ    58  22  36  0  .379

 

(文責 : ふるりん