アメリカ 3−2 韓国 (台湾・天母)
すでにWBSCプレミア12でベスト8進出を決めた韓国代表は15日、グループリーグ最終戦でアメリカと対戦した。
韓国の先発キム・グァンヒョン(SK)は4回までを無失点に抑えた。だが打線はアメリカの先発スプライルから得点できず、アメリカは5回表6番パストルニッキー、7番ロールフィングのタイムリーで2点を先制した。この後1アウト満塁となり、キム・グァンヒョンは2番手チョ・サンウ(ネクセン)に交代した。ここは追加点を与えなかったが、アメリカは4番ブラック(KT)が四球を選び、5番マクブライドもヒットでチャンスをつくると、韓国は3番手チョン・ウラム(SK)を登板させた。結局無死満塁となったが、ここはチョン・ウラムが抑えた。
韓国は6回まで無失点に抑えられたが、7回裏、アメリカの2番手チャーチから4番イ・デホ(福岡ソフトバンク)、代打ソン・アソプ(ロッテ)の連続四球、6番オ・ジェウォン(トゥサン)の犠打で1死2,3塁のチャンスをつくった。そして7番ミン・ビョンホン(トゥサン)の2点タイムリーで2-2の同点に追いついた。ここでアメリカは3番手ウェルデルケンに交代し、勝ち越しを許さなかった。韓国の4番手シム・チャンミン(サムソン)、5番手イ・ヒョンスン(トゥサン)は9回まで無失点に抑えた。
韓国は9回裏、アメリカの6番手シモンズからオ・ジェウォンのヒット、ミン・ビョンホンの四球、8番ファン・ジェギュン(ロッテ)のヒットで1死満塁のチャンスをつくった。だが代打ナ・ソンボム(NC)、1番チョン・グヌ(ハンファ)がこれを生かせず、試合は無死1,2塁から始めるタイブレーク方式の延長戦に入った。アメリカは10回表、韓国の6番手ウ・ギュミンからフレイザーのバント失敗で2死1塁となるが、続く2塁への盗塁によるチャンスを生かし、3番エイブナーのタイムリーで1点を勝ち越した。韓国は10回裏シモンズから得点できず延長戦で敗れ、アメリカとグループリーグ3勝2敗で並んだが、直接対決の結果によりグループB3位に終わった。
投手陣は比較的奮闘したが、打線が肝心なところで打てず、グループA2位キューバとの準々決勝(台湾・天母野球場、韓国時間11月16日19時半-)に大きな不安を残した。キューバとは大会前の11月4-5日、高尺スカイドームでの親善試合で2試合対戦している。韓国の先発は、11日のドミニカ共和国戦で好投したチャン・ウォンジュン(トゥサン)が予定されている。
※ 11月16日のWBSCプレミア12準々決勝:キューバ−韓国は、会場として予定されていた天母野球場の火災で試合が開催できなくなり、会場が台中洲際野球場に変更となります。
(文責:ふるりん)