DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  キューバとの練習試合、1-3で敗戦

 野球の新しい国際大会であるWBSCプレミア12に出場する韓国代表は5日、の高尺スカイドームで「ソウルスーパーシリーズ」として4日に続いてキューバ代表との練習試合を行った。

 
 韓国は1回表、キューバの先発トーレスから1番イ・ヨンギュ(ハンファ)が四球で出塁したが、後続が抑えられた。韓国の先発ウ・ギュミン(LG)は1回裏、1番パブロ・マルティネスがバントヒットで出塁し、2番エルナンデスが2塁打でチャンスを広げた。ここで3番ルルデス・グリエル(横浜DeNA)の犠牲フライで1点を先制し、4番ユリエスキ・グリエル(元横浜DeNA)の投手強襲のヒットで、ウ・ギュミンは手を負傷し2番手チャン・ウォンジュン(トゥサン)に交代した。そして5番デスパイネ(千葉ロッテ)の犠牲フライで1点を追加した。
 韓国は2回表5番パク・ピョンホ(ネクセン)、7番ファン・ジェギュン(ロッテ)への死球などで満塁のチャンスをつくったが生かせなかった。チャン・ウォンジュンも2回裏味方のエラーもあって満塁のピンチを招いたが、無失点に抑えた。韓国は4回表、キューバの2番手アルバレスからパク・ピョンホのヒット、8番カン・ミンホ(ロッテ)、9番ホ・ギョンミン(トゥサン)への四球で満塁のチャンスをつくったが、代わった3番手ホンデール・マルティネスの前にイ・ヨンギュが三振で無得点に終わった。
 韓国の3番手チョ・サンウ(ネクセン)は4回裏、4番手チャ・ウチャン(サムソン)は5回裏をそれぞれ無失点に抑えた。韓国は6回表6番ナ・ソンボム(NC)が2塁打で出塁し、その後3塁まで進み、代わったキューバの4番手ガルシアからホ・ギョンミンのタイムリーで1点を返した。韓国の5番手イ・テヤン(NC)は6回裏を無失点に抑えた。キューバは7回裏、韓国の6番手イ・ヒョンスン(トゥサン)からルルデス・グリエルが2塁打で出塁し、ユリエスキ・グリエルのタイムリーで1点を追加した。
 韓国の7番手チョン・デヒョン(ロッテ)は8回裏を無失点に抑えた。韓国は9回表、キューバの5番手カノ―から途中出場の9番ヤン・ウィジ(トゥサン)が2塁で出塁し、イ・ヨンギュも四球で続いたがチョン・グヌが併殺打に倒れた。ここで代わったキューバの6番手メンドーサ(読売)から3番ソン・アソプ(ロッテ)が四球を選び2死1,3塁と同点のチャンスをつくったが、途中出場の4番キム・ヒョンス(トゥサン)が外野フライに打ち取られ試合終了となり、キューバが3-1で勝利した。


 韓国代表は先発ウ・ギュミンが不運にも打球を手に受け1回途中で降板となったが、投手陣は無四球で比較的好投した。だが打線がつながらずチャンスを生かし切れなかった。高尺スカイドームのお披露目となったソウルスーパーシリーズは、1勝1敗で終わった。韓国代表は6日、プレミア12開幕戦の日本戦の会場・札幌ドームがある日本・北海道に向けて出発する。