DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2019年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  第5回 SKワイバーンズ

 2014年は2年連続でポストシーズン進出に失敗したことで、オフシーズンにはキム・ヨンヒィ新監督が就任した。チェ・ジョン、キム・ガンミンなど複数の主力選手とFA再契約を結んだことで戦力の流出はなく、若手の台頭で世代交代も進んできている。


【投手陣】

〈先発〉 
△キム・グァンヒョン、バンワート、◎ケリー、チェ・ビョンニョン、ユン・ヒィサン
〈中継ぎ〉
イ・ジェヨン、ムン・グァンウン、チョン・ユス、ペク・インシク、△チン・ヘス、パク・ミンホ、△チョン・ウラム、△コ・ヒョジュン
〈抑え〉
ユン・ギルヒョン

注 : ◎は新加入、△は左腕
 先発投手陣は、2014年13勝をあげたキム・グァンヒョンが絶対的な軸となる。外国人投手バンワートは韓国2年目で、2014年シーズン後半だけで9勝をあげた勢いを維持できるかである。これに故障で2014年シーズンをほぼ棒に振ったユン・ヒィサンが復活すれば、より堅固なものとなる。
 リリーフでは左腕チョン・ウラムの軍からの除隊によりだいぶ厚みが増した。プロ野球通算ホールド記録(104)の持ち主なだけに、その存在感は大きい。抑えは2014年シーズン終盤と同じく経験豊富なユン・ギルヒョンが任される。


【打撃陣】

〈ベストオーダー〉
1.イ・ミョンギ(中) △ 
2.チョ・ドンファ(右) △  
3.チェ・ジョン(三)   
4.ブラウン(左) ◎ 
5.パク・チョングォン(一)△
6.イ・ジェウォン(指) 
7.ナ・ジュファン(二)
8.チョン・サンホ(捕)
9.キム・ソンヒョン(遊)

〈控え〉
(捕手) ホ・ウン、キム・ミンシク
(内野手) △パク・ケェヒョン、パク・チンマン、キム・ヨンフン、イ・デス、パク・チョル
(外野手) △キム・ジェヒョン、イム・フン、キム・ガンミン、△パク・チェサン

注 : △は左打者。

 以前より野手の層は厚くなったが、開幕を前に主力としての活躍が期待されていたキム・ガンミンが負傷でしばらく戦線を離脱することになった。代わりに2014年台頭したイ・ミョンギがレギュラーを任されると思われる。新外国人ブラウンも示範競技で結果を残し、4番を任されることになりそうだ。
 ここ数年主軸を打ってきたチェ・ジョン、パク・チョングォンも安定した成績を残すと思われ、下位打線も気が抜けない。大卒新人ながら控えとして一軍に定着したパク・ケェヒョンや、経験豊富なベテランのパク・チンマンもいる。



 キム・ヨンヒィ新監督は「システム野球」を掲げ、放任主義的だった前任のイ・マンス監督とは全く違うチームカラーを出している。以前はSK二軍での育成担当だったこともあり、これまで埋もれていた人材を発掘しチームの底上げに成功し、2012年以来3年ぶりの韓国シリーズ出場、2010年以来5年ぶりの韓国シリーズ優勝に導けるか、選手はそろっているだけに注目されるであろう。



【本拠地】 仁川・文鶴野球場

 2002年に開場した、総天然芝の美しい野球場。2007年から「Spo-tainment」のキャッチフレーズを掲げ、球場のテーマパーク化を進め、球場内の通路には子供のための遊戯施設もある。球場の南側に小高い山があり、緑豊かな環境のため、レフト外野に芝生席の「グリーンゾーン」も設置されるなど、地球にやさしい「グリーンスポーツ」もテーマとしている。2015年はバックネット付近が改装され、レンガ風の壁面となっている。












 2015年シーズンの入場料金は一般席9000ウォン、ワイドゾーン(内野2階席前列)10000ウォン、椅子指定席15000ウォン、テーブル指定席は上部25000ウォン・下部30000ウォン(土日・祝日は5000ウォンアップ)、応援指定席12000ウォンなど。内野ファミリーゾーンは1人当たり20000ウォン、外野ファミリーゾーンは1人当たり15000ウォン。ファミリーゾーンは内外野ともに4人席か5人席。バーベキューゾーンは1人当たり20000ウォン(4人から8人席)。外野パーティデッキは1人当たり15000ウォン(4人・6人・8人)。カップル席(2人)は30000ウォン。外野グリーンゾーンの8人テーブル席は96000ウォン。

(3月22日現在の為替レート:10000ウォンが約1080円。)



[交通アクセス]
 仁川地下鉄1号線・文鶴競技場(ムナクキョンギジャン)駅から徒歩5分。付近には文鶴競技場や水泳場など、2014年仁川アジア大会の競技施設も集まっている。
 ソウル駅からは仁川方面への首都圏電鉄線の電車に乗り、富平(プピョン)駅で仁川地下鉄1号線に乗り換えて1時間程度で到着。仁川国際空港からは、空港鉄道(A`REX)に乗り桂陽(ケェヤン)駅で仁川地下鉄1号線に乗り換え、1時間10分程度で到着。また、文鶴競技場前のバス停留所に止まる仁川空港からのバスもある(所要時間1時間前後)。ソウル・金浦(キムポ)空港からも空港鉄道と仁川地下鉄1号線で行くことができ、所要時間45分程度。
 また、国内各都市から近くの仁川総合バスターミナルまで高速バスの便があり、同ターミナルから文鶴競技場駅までは仁川地下鉄1号線で1駅しか離れていないため、大田や光州などの地方都市へのアクセスがよい。また球場周辺には目だった飲食店や店舗はなく、文鶴競技場駅付近には野球開催日になると屋台などが軒を並べる。

(文責 : ふるりん