DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  5月4日 NCダイノス−サムソンライオンズ (大邱市民運動場野球場)

 
 1982年のプロ野球創設以来、サムソンライオンズの本拠地として6度の韓国シリーズ優勝を見守ってきた大邱市民運動場野球場も、郊外に新球場が建設されているため、今後そう長くはプロ野球の試合を見ることはできないと思われます。
 収容人数1万人程度の古い野球場は、近年土日・祝日は大変混み合い、チケットが入手しづらくなっています。

 管理人が訪れた5月4日は4連休中の土曜日ということもあり、3塁側サムソン応援席を中心に野球ファンの熱気で満ち溢れていました。




(建設中の新球場の完成予想図。)


4月16日のセウォル号沈没事故による派手な応援活動の自粛中でしたが、ファンたちの歓声は決して小さくありませんでした。

 







 
 
 内野1塁側には、NCの熱心なファンたちも団体で応援しに来ていました。





 試合はNCが7回まで3-0とリードしていましたが、サムソンは8回裏4-3と逆転すると、9回表はこの人の登板となります。
 8回裏途中でブルペンへ向かうと、ファンたちが一斉に写真を撮りに集まってきました。


 
 そう、2014年よりサムソンに帰ってきたイム・チャンヨンです!
 

 

 見事に相手を三者凡退に抑え、なんと日韓通算300セーブの大記録を達成しました!
 試合後には場内に肉声は流されませんでしたが、テレビ中継用のヒーローインタビューを受けていました。


 サムソンは誰よりも頼もしいイム・チャンヨンや、勝ち方を熟知した選手たちにより、果たして球団史上初の4連覇を成し遂げることができるのでしょうか?

(文責 : ふるりん