DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  4月11日 大邱市民運動場野球場 キアタイガース―サムソンライオンズ

 1982年の球団創設後、33年あまりサムソンライオンズの本拠地として利用されている大邱市民運動場野球場。1980年代からさして変化のないオールドスタイルの野球場で、輝かしい歴史に彩られたサムソンライオンズの試合を見られるのも、そう長いことではないようです。

 現在、大邱広域市東部に新球場が建設中で、2016年初頭の完成が予定されています。
 新球場は大邱都市鉄道(地下鉄)2号線・大公園駅の目の前で、周囲は小高い山の麓で市街地からは離れていますが、幹線道路に面しKTX東大邱駅や周辺都市からのバスも通っているため、アクセスは比較的容易です。





 さて、市街地の中の野球場に向かってみると、土曜日の試合、しかもサムソンが4連勝中と好調だったため外野までぎっしり埋まり大変なにぎわいでした。そしてこの日は比較的気温が上がり、夕暮れ時も寒さを感じませんでした。







 試合が終盤になると、内野3塁側サムソン応援席では青い風船がふくらみ、幻想的な光景が広がりました。





 試合はサムソンが主砲チェ・ヒョンウのバックスクリーン直撃、そして場外への2本塁打で快勝。






 2015年シーズン、サムソンは史上初の韓国シリーズ5連覇を達成し、この野球場で有終の美を飾り、栄光の歴史を新しい野球場へと引き継ぐことができるでしょうか。




(文責:ふるりん