DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  2014年保留選手名簿発表  シン・ミョンチョル、キム・ソヌ、チェ・ヒャンナム、カン・ドンウ、ボーティスタなどが外れる

 KBO(韓国野球委員会)は29日、各球団から25日までに提出された2014年保留選手名簿を発表した。兵役のため軍へ入隊した選手などを除き、これに記載された選手は再契約の対象となる。そして2013年シーズン終了時点で選手登録されていたが、これから除外された選手は自由契約となった。


【2014年保留選手名簿から外れた主要選手】

※ すでに現役引退を表明した選手を除く

サムソン − カリダ(投手)、シン・ミョンチョル(内野手)
トゥサン − キム・ソヌ(投手)、ハンキンス(投手)、
LG − チョン・ジェボク(投手)、キム・イルギョン(内野手)
ロッテ − チョン・ボミョン(外野手)、イ・イング(外野手)
SK − ミン・ギョンス(投手)、チェ・ヨンピル(投手)
キア − ソン・ドンウク(投手)、チェ・ヒャンナム(投手)、ソーサ(投手)、ビロー(投手)、チェ・フルラク(外野手)
ハンファ − キム・イリョプ(投手)、ボーティスタ(投手)、イブランド(投手)、チェ・スンファン(捕手)、ペク・スンニョン(内野手)、カン・ドンウ(外野手)、オ・ジェピル(外野手)、イム・セオプ(外野手)

 
 今回退団が決まった主な選手としては、2008年からトゥサンで先発として活躍してきた元メジャーリーガーのキム・ソヌや、サムソンでかつてセカンドのレギュラーとして活躍していたシン・ミョンチョル、30代後半になっても走塁、守備、打撃ともに秀で低迷するハンファで輝いていたカン・ドンウ、ハンファや日本の独立リーグでプレーし2012年よりSKで中継ぎとして起用されていたチェ・ヨンピルなどがあげられる。
 また2013年シーズン、42歳で球界最年長選手だったチェ・ヒャンナム投手は、2005年以降3度目となる米国球界挑戦を表明している。出場機会が減ったため、自ら保留選手名簿から外すことを望んだシン・ミョンチョルのように、今後新たな所属先を探す選手も少なからずいる。


 外国人選手では、2011年7月からハンファでプレーしていたボーティスタが自由契約となった。2013年シーズンの成績は29試合に登板、7勝7敗、防御率4.20、150奪三振(4位)。また2012年5月からキアでプレーしていたソーサも自由契約となった。2013年シーズンの成績は29試合に登板、9勝9敗1ホールド、防御率5.47。ハンファではシーズンを通して先発で投げ続けた左腕イブランドも再契約はできなかった。2013年シーズンの成績は32試合に登板、6勝14敗、防御率5.54。
 また2013年シーズン途中に入団したサムソンのカリダ(元広島、3試合、0勝1敗、防御率21.00)、トゥサンのハンキンス(12試合、3勝3敗、防御率6.23)、キアのビロー(11試合、3勝2敗1ホールド、防御率4.02)も自由契約となってしまった。残りの外国人選手についても、これで2014年の再契約が確定したわけではなく、今後他の外国人選手との契約次第では退団となる(2014年シーズンより、1球団当たり3名の外国人選手と契約可能、ただしNCは4名まで)。

(文責 : ふるりん