DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  パク・チェホン引退会見、ソン・ミンハンが謝罪

 2012年限りでSKを退団し、24日に現役引退を表明したパク・チェホン(39)は25日、ソウル市内のホテルで引退記者会見を開いた。1996年から2012年までの17年間、走攻守そろった大型外野手として現代、キア、SKで活躍してきたパク・チェホンは、シーズン30本塁打、30盗塁を3度も記録し、史上初となる通算250本塁打、250盗塁を記録した。2012年300本塁打を達成したが、結局通算盗塁数は267にとどまり、記者会見では300盗塁を達成できなかったことが残念だと述べ、涙ぐむ姿が見られた。今後はテレビの野球解説者として活動する予定で、指導者になりたいという夢も語った。また、最後の所属先だったSKは、2013年シーズン開幕後に引退セレモニーを実施する意向であると伝えられた。
 また、パク・チェホンはプロ野球選手協会会長ということで、選手の肖像権をめぐる背任疑惑で起訴されたソン・ミンハン(37)を記者会見に呼び、公の場で謝罪してもらった。ソン・ミンハンはかつてロッテのエースとして活躍し、プロ野球選手協会会長をつとめていたが、長引く故障で2011年限りでロッテを退団し、のちに疑惑は晴らされたもののすっかり信用を失ってしまったため、2012年は所属先がなく、2013年1月現在もプロ野球復帰は困難な状況であった。そこで、ソン・ミンハンに今後野球を続けるきっかけを与えたいというパク・チェホンの意向で特別な計らいがされた。