2012年シーズン、キアに申告選手として所属していたイ・ドゥファン内野手が他界した。享年24歳。
1988年生まれのイ・ドゥファンは、高校卒業後2007年トゥサンに入団し、2年間の兵役を終え、2010年は2軍リーグで21本塁打の本塁打王になるなど、有望株として期待されていた。だが2011年は1軍出場機会がなく、オフの戦力分配の2次ドラフトでキアへ移籍していた。その頃足の痛みを訴え、診断の結果骨に悪性の腫瘍ができていて、完治することを条件にキアとは申告選手の契約を結んだ。しかし病状は悪化し、手術で左足を切断した。その後がん細胞が肺に転移し危険な状態が続き、21日の午後他界した。プロ6年間の通算成績は1軍で14試合に出場、打率.308、8安打、1本塁打、6打点、1盗塁。
最近イ・ドゥファンの病状が世に知られるところとなり、プロ野球選手やファンたちによる治療費の募金活動が盛んだった。21日もソウル・木洞野球場で募金活動の一環としてプロ野球選手や芸能人たちによるチャリティーマッチが企画されていたが、積雪により中止となった。まだ若く将来有望だった選手の早すぎる死に、プロ野球界全体が悲しみに包まれ、選手・関係者やファンから哀悼の念が捧げられている。