KBO(韓国野球委員会)は21日、2013年WBC(ワールドベースボールクラシック)韓国代表候補に選ばれていたリュ・ヒョンジン(ロサンゼルスドジャース)、キム・グァンヒョン(SK)、ホン・サンサム(トゥサン)が出場を辞退し、代役としてソ・ジェウン(キア)、イ・ヨンチャン(トゥサン)、チャ・ウチャン(サムソン)が選ばれたと発表した。
リュ・ヒョンジンは2012年オフシーズン、ポスティングでハンファから米国メジャーリーグ・ロサンゼルスドジャースへの移籍を果たしたため、レギュラーシーズン開幕前の2013年3月に開催されるWBC出場は厳しいとみられていた。2008年北京五輪決勝での好投など、国際大会での実績があるリュ・ヒョンジンの出場回避は大きな痛手となった。なお、同じく北京五輪で活躍したが、近年は相次ぐ故障で満足な成績を残せていないキム・グァンヒョンも、肩のリハビリに時間を要するため出場しないことになった。2012年シーズン、トゥサンの中継ぎの柱となったホン・サンサムは、最近の足首の骨折のため出場できなくなった。
代役となったソ・ジェウンは、米国メジャーリーグ・ニューヨークメッツに在籍していた2006年、WBCでの出場経験があり、2012年シーズンは終盤好調で44イニング連続無失点を記録した。イ・ヨンチャンはプロ入り後国際大会の経験はないが、2009年最多セーブを記録し、2012年は先発として11勝を記録するなど信頼できる右腕である。左腕チャ・ウチャンも同様に国際大会の経験はなく、2012年シーズンは不振だったが、2010、2011年と2年連続2桁勝利をあげた。イ・ヨンチャン、チャ・ウチャンといった新鮮な顔ぶれに期待したい。