DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   リュ・ヒョンジン、キム・グァンヒョン、ホン・サンサムが出場辞退  ソ・ジェウン、イ・ヨンチャン、チャ・ウチャンが代役

 KBO(韓国野球委員会)は21日、2013年WBC(ワールドベースボールクラシック)韓国代表候補に選ばれていたリュ・ヒョンジン(ロサンゼルスドジャース)、キム・グァンヒョン(SK)、ホン・サンサム(トゥサン)が出場を辞退し、代役としてソ・ジェウン(キア)、イ・ヨンチャン(トゥサン)、チャ・ウチャン(サムソン)が選ばれたと発表した。
 リュ・ヒョンジンは2012年オフシーズン、ポスティングでハンファから米国メジャーリーグ・ロサンゼルスドジャースへの移籍を果たしたため、レギュラーシーズン開幕前の2013年3月に開催されるWBC出場は厳しいとみられていた。2008年北京五輪決勝での好投など、国際大会での実績があるリュ・ヒョンジンの出場回避は大きな痛手となった。なお、同じく北京五輪で活躍したが、近年は相次ぐ故障で満足な成績を残せていないキム・グァンヒョンも、肩のリハビリに時間を要するため出場しないことになった。2012年シーズン、トゥサンの中継ぎの柱となったホン・サンサムは、最近の足首の骨折のため出場できなくなった。
 代役となったソ・ジェウンは、米国メジャーリーグ・ニューヨークメッツに在籍していた2006年、WBCでの出場経験があり、2012年シーズンは終盤好調で44イニング連続無失点を記録した。イ・ヨンチャンはプロ入り後国際大会の経験はないが、2009年最多セーブを記録し、2012年は先発として11勝を記録するなど信頼できる右腕である。左腕チャ・ウチャンも同様に国際大会の経験はなく、2012年シーズンは不振だったが、2010、2011年と2年連続2桁勝利をあげた。イ・ヨンチャン、チャ・ウチャンといった新鮮な顔ぶれに期待したい。