DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  尚武(国軍体育部隊)入隊者21名発表

 兵役の義務を果たすため主にプロスポーツ選手が所属する尚武(国軍体育部隊)が、2008年度の21名の入隊者を発表した。特に1軍での実績があるのは、チョン・ウィユン(LG)、イ・ワンギ(ロッテ)、チ・ソックン(ヒーローズ)、キム・ジュヒョン(キア)などである。
 まだ22歳のプロ4年目の外野手チョン・ウィユンは、2005年新人の年には106試合に出場し、8本塁打を記録するなど将来を有望されていたが、レギュラーには定着しきれず、今季はわずか38試合の出場にとどまり、打率.192と低迷した。尚武での2年間で壁を破り、復帰後の活躍を期待したい。チョン・ウィユンと釜山高校の同期だったイ・ワンギは、新人の年の2005年は51試合、06年は46試合に登板し中継ぎとして活躍してきたが、07年のキア戦でイ・ジョンボム(元中日)に押し出しのサヨナラ死球を与えてから調子を落としてしまい、今季は1軍での登板はなかった。尚武で復活のきっかけをつかみたいところだ。
 24歳でプロ5年目のチ・ソックンは、現代在籍時の2006年、07年は内野の控えとして活躍したが、現代解散後に移籍したヒーローズでは、今季わずか12試合にしか出場できなかった。22歳のプロ5年目の長距離打者キム・ジュヒョンは、2007年6本塁打を記録し才能の片鱗を見せ、今季は自己最多の62試合に出場したものの2本塁打にとどまり、伸び悩んでいた。
 また、11月には2006年オフに尚武へ入隊したソン・シホン(トゥサン)、イ・ジョンミン(ロッテ)、オ・ジェヨン(ヒーローズ)、ソ・スンファ(LG)、パク・ピョンホ(LG)などが除隊され、前所属球団に復帰している。
(文責 : ふるりん