トゥサンは9日、2012年シーズンの新監督として、キム・ジヌク1軍ブルペンコーチ(51)を昇格させることを発表した。契約期間は3年、契約金2億ウォン、年俸2億ウォンの総額8億ウォンで契約した。
キム・ジヌク新監督は1984年トゥサンの前身にあたるOBへ入団し、主力投手として活躍した。1993年サンバンウルへ移籍し、翌94年に台湾プロ野球・俊国の入団テストを受けたが試合には出られず、現役を引退した。韓国でのプロ10年間の通算成績は221試合に登板、53勝71敗16セーブ、防御率3.61。現役引退後は高校野球の指導者を長年つとめ、2007年トゥサンの2軍投手コーチとなった。2011年シーズン途中からは、コーチの配属転換により1軍ブルペンコーチとなっていた。
トゥサンは2011年シーズン、思わぬ不振に陥り6月には2004年以来指揮を執ってきたキム・ギョンムン監督が突如辞任し、残りの試合はキム・グァンス監督代行が指揮したが、上位争いに加われず公式戦5位に終わり5年ぶりにポストシーズン進出を逃した。そのためキム・ジヌク新監督にはチームの再建が求められ、近日中に選手たちと対面し秋季キャンプの準備に入る。
(注 : 10月9日現在の為替レートは、1億ウォンが約655万円。)