2011年 準プレーオフ 第２戦
キア ２−３ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）チョン・ウラム １勝 （敗）ハン・ギジュ １敗
（本塁打） キア ： チェ・ヒィソプ １号 ＳＫ ： アン・チヨン １号
キアが第1戦に勝利した準プレーオフの第2戦は、前日同様ＳＫの本拠地・分鶴野球場に27600人の大観衆が集まり、ＳＫの先発はソン・ウンボム、キアの先発はロペスで始まった。
キアは1回表、先頭の1番イ・ヨンギュがヒットで出塁しすかさず盗塁を決めて2塁へ行くと、4番ナ・ジワンのタイムリーで生還し1点を先制した。ＳＫも1回裏無死1，2塁と同点のチャンスを作ったが生かせず、2回裏も走者を2塁へ進めたが得点できなかった。3回裏には4番パク・チョングォンが2塁打を打ったが、これまた無得点だった。ソン・ウンボムも2回以降は抑えてきたが、キアは5回表7番チェ・ヒィソプの本塁打で1点を追加した。だがＳＫはその裏1番チョン・グヌがヒットで出塁すると、2番パク・チェサンのタイムリー3塁打で1点を返した。
(5回表チェ・ヒィソプが本塁打を打つ。)
ソン・ウンボムは6回2失点で降板し、ＳＫは7回表から2番手パク・ヒィスを登板させた。するとＳＫは7回裏代打アン・チヨンが好投していたロペスから2−2に追いつく同点本塁打を打った。
(7回裏同点本塁打を打ったアン・チヨン。)
ここでロペスは2番手ヤン・ヒョンジョンに交代したが、ＳＫはチョン・グヌのヒットを足がかりに1死2塁のチャンスを作ったが、キアはソン・ヨンミン、ハン・ギジュの継投でしのいだ。ＳＫは9回表から3番手チョン・デヒョンを登板させ、キアは相手の継投策の前に勝ち越しのチャンスを作れなかった。ＳＫは9回裏、ハン・ギジュから2死満塁のチャンスを作ったが、ここは5番イ・ホジュンが凡退しサヨナラ勝ちはならず、試合は延長に突入した。
(ロングリリーフで好投したハン・ギジュ。)
キアは10回表先頭のチェ・ヒィソプがヒットで出塁し、ここでＳＫは4番手
チョン・ウラムを登板させ無失点に抑えた。ハン・ギジュも10回裏三者凡退に抑えるなど好投した。キアは11回表2死から3番イ・ボムホ(元福岡ソフトバンク)が2塁打を打ったが、得点できなかった。ＳＫは11回裏2死満塁のチャンスをまたも作ると、9回裏の打席で凡退したイ・ホジュンがタイムリーヒットを打ち、サヨナラ勝ちで延長戦を制し準プレーオフ初勝利をあげた。
(10回表と11回表を抑えたチョン・ウラム。)
ＳＫは2点を先制されたが、得意の継投策でしのぐうちに打線がチャンスをつかみ、サヨナラ勝ちを手にした。打線ではチョン・グヌが4安打と活躍。キアは先発ロペスが7回途中2失点と好投し、ハン・ギジュもロングリリーフで7回途中から11回までよく抑えたが、ＳＫの継投策の前に打線がかわされてしまった。なお、11回表代打で出場したイ・ジョンボム(元中日)が、野手としては史上最年長となる41歳でのポストシーズン出場を果たした。
これで対戦成績1勝1敗となった準プレーオフの第3戦は、舞台をキアの本拠地・光州に移して11日18時より開始される。
