オンラインゲームを世界的に展開するIT企業、NCソフトウェアが最近KBO(韓国野球委員会)に新球団設立の意向を記した書面を提出していたことが22日、明らかとなった。それによると本拠地は韓国南東部の地方都市・昌原(チャンウォン)とし、今後順調に行けば、韓国9番目のプロ野球チームとなる新球団は2013年シーズンから1軍のリーグ戦に参加でき、1991年以来続いてきたプロ野球8球団体制が大きく変革することなる。
2010年7月、隣接する馬山(マサン)、鎮海(チンへ)の2都市と合併した新生昌原市は、人口100万人の大都市となり、プロ野球チームを誘致する構想を最近示し、資金を提供する企業を探していた。もし新球団設立が正式に決まれば、年何試合かロッテの試合が行われている馬山地区の球場を大規模に改装し、最新鋭の大型球場にすると昌原市側では積極的な姿勢を示している。9球団制では奇数となり試合進行に支障が出るため、今後さらにもう1球団増やして10球団制にするという構想も描かれている。近年湧き上がるプロ野球人気は、球団数の増加という方向に向かいつつあるが、2008年に創設された新球団ヒーローズが財政難となり、選手を切り売りするような状況になっている点を指摘し不安視する声もある。
