健康上の理由で広州アジア大会への出場が不可能となった左腕キム・グァンヒョン(SK)に代わって、 KBO(韓国野球委員会)は27日、アジア大会予備エントリー選手の中からイム・テフン(トゥサン)を韓国代表に加えることを発表した。
トゥサンの主力投手であるイム・テフンは、2008年北京五輪韓国代表にも選ばれたが、大会直前の練習試合で不振だったためユン・ソンミン(キア)と交代させられた。翌2009年WBC(ワールドベースボールクラシック)でも韓国代表に選ばれたが、印象的な活躍はできなかった。
2010年シーズンは、チーム事情で当初のリリーフから先発に転向させられ、公式戦終盤は調子を崩しあまりよい投球内容を見せられず、36試合に登板、9勝11敗1セーブ、防御率5.30の成績だった。だがポストシーズンでリリーフとして好投したことが韓国代表スタッフの目に留まり、大抜擢となった。まだ22歳のイム・テフンはまだ兵役を済ませておらず、金メダルで兵役免除の対象となるアジア大会での活躍が期待される。