ネクセンは25日、外国人選手ダグ・クラーク外野手(34)をウェーバー公示とし退団させ、新外国人クリストファー・二コースキー投手(元福岡ソフトバンク)と契約金2万ドル、年俸10万ドルの総額12万ドルで契約した。
アメリカ出身のクラークは、2008年ハンファと契約し外野のレギュラーとして活躍したが、シーズン終盤不振に陥り放出された。だが2009年からヒーローズ(2010年よりネクセンヒーローズ)と契約し、走攻守そろった外国人選手として評価を高め、2010年シーズンも外野の一角を占め、7月24日のオールスター戦にもファン投票で選出され、ウェスタンリーグの一員として出場した。しかしキム・シジン監督ら首脳陣は、7月22日現在7位に低迷しているチームの成績浮上には投手陣の強化が欠かせないとし、新たな外国人投手を探していた。クラークの2010年シーズンの成績は92試合に出場、打率.265、12本塁打、50打点、12盗塁。韓国3年間の通算成績は342試合に出場、打率.267、349安打、58本塁打、219打点、60盗塁。
2008年まで日本プロ野球・福岡ソフトバンクに在籍し、2009年はＳＫ、トゥサンでプレーした左腕ニコースキーは、トゥサンから放出される原因となった肩の故障が癒え、6月に韓国を訪れネクセン首脳陣の前でテストを受け、合格点をもらっていた。当時は外国人選手の交代が微妙な状況だったが、2011年シーズン以降のことも考えニコースキーと契約することになった。2009年シーズンの成績(ＳＫ、トゥサンでの合計)は19試合で4勝8敗、防御率3.98。ニコースキーは今後8月初めチームに合流する予定。
(7月25日現在の為替レート : 1万ドルは約87万5000円。)
（文責 : ふるりん）
