サムソンは26日、数々の個人通算記録を持つ大打者ヤン・ジュンヒョク(41)が、2010年シーズン限りでの引退を表明したことを発表した。
左打者のヤン・ジュンヒョクは1993年、大学卒業後1年間尚武(サンム、国軍体育部隊)に所属し、サムソンへ入団しプロ1年目に首位打者と新人王を獲得した。その後ヘテ、LGへとトレードされ、2001年オフFAで古巣サムソンへ移籍した。史上最多となる4度の首位打者を獲得し、独特の構えと打法から快打を連発し続けた。2007年には史上初となる個人通算2000本安打の偉業も達成した。だが近年は年齢による衰えもあって、徐々に出番が減っていったが、2009年には史上初となる通算350本塁打も達成した。
2010年シーズンはここまで60試合に出場、打率.252、1本塁打、20打点と明らかに成績が落ちていて、幸いチームには有望な若手が次々と出ていることもあり、シーズン途中での引退を表明し、26日限りで1軍登録を抹消し後進に出場機会を譲ることにした。だが7月24日のオールスター戦では、史上最年長となる41歳での出場を記録し、見事3ランを打つなど活躍しファンに健在ぶりを見せたばかりだった。今後試合には出場しないものの1軍には帯同し、9月中には本拠地・大邱で引退試合を行う予定。
【ヤン・ジュンヒョクの主要個人通算最多記録】
(数字はすべて7月22日時点)
出場試合 : 2131
安打 : 2318
本塁打 : 351
2塁打 :458
打点 : 1389
四死球 : 1380