DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  大打者ヤン・ジュンヒョク、突然の引退表明   

 サムソンは26日、数々の個人通算記録を持つ大打者ヤン・ジュンヒョク(41)が、2010年シーズン限りでの引退を表明したことを発表した。
 左打者のヤン・ジュンヒョクは1993年、大学卒業後1年間尚武(サンム、国軍体育部隊)に所属し、サムソンへ入団しプロ1年目に首位打者と新人王を獲得した。その後ヘテ、LGへとトレードされ、2001年オフFAで古巣サムソンへ移籍した。史上最多となる4度の首位打者を獲得し、独特の構えと打法から快打を連発し続けた。2007年には史上初となる個人通算2000本安打の偉業も達成した。だが近年は年齢による衰えもあって、徐々に出番が減っていったが、2009年には史上初となる通算350本塁打も達成した。
 2010年シーズンはここまで60試合に出場、打率.252、1本塁打、20打点と明らかに成績が落ちていて、幸いチームには有望な若手が次々と出ていることもあり、シーズン途中での引退を表明し、26日限りで1軍登録を抹消し後進に出場機会を譲ることにした。だが7月24日のオールスター戦では、史上最年長となる41歳での出場を記録し、見事3ランを打つなど活躍しファンに健在ぶりを見せたばかりだった。今後試合には出場しないものの1軍には帯同し、9月中には本拠地・大邱引退試合を行う予定。


【ヤン・ジュンヒョクの主要個人通算最多記録】

(数字はすべて7月22日時点)

出場試合 : 2131
安打 : 2318
本塁打 : 351
2塁打 :458
打点    : 1389
四死球 : 1380