KBO(韓国野球委員会)は21日、緊急理事会を開き、ヒーローズのKBOへの加入金問題や、イ・テックンのトレード問題について話し合った。そして先日ヒーローズが、2009年12月までに納入する加入金36億ウォンのうち、トゥサン、LGに15億ウォンずつ払い、KBOには残りの6億ウォンしか渡さなかったことについて、これを承認せず、いったん全額KBOに支払わなければならないという立場を明らかにした。また、18日合意に達したヒーローズのイ・テックンがLGへトレードされる件についても、まず加入金の件を解決してから話し合うことにし、問題解決にはかなりの日数が掛かる見通しだ。
2008年ソウルを本拠地として創設されたヒーローズの加入金120億ウォンのうち、54億ウォンは以前からソウルを本拠地とするトゥサン、LGに27億ウォンずつ分配される見通しだった。しかし、ヒーローズ球団創設前、2007年シーズン限りで解散した現代が京畿道・水原を暫定本拠地にしていたことで損害を受けたと主張しているSKも、この補償金の一部を受け取ることを主張していて、事態は複数の球団を巻き込んだ非常にややこしい方向に進んでいる。