DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  パク・チョンフン新監督と契約、キム・ジェバク監督は退任

 LGは27日、2009年シーズンで3年契約が切れるキム・ジェバク監督に代わる新監督として、トゥサンの2軍監督を務めているパク・チョンフン氏(50)と契約したことを発表した。契約期間は2010年から5年間、契約金2億ウォン、年俸2億ウォンの総額12億ウォン。
 パク・チョンフン氏は1983年OB(現トゥサン)に入団し、外野のレギュラーとして活躍するとその年プロ野球最初の新人王、ゴールデングラブ賞を受賞した。現役時代7年間の通算成績は679試合に出場、打率.290、640安打、32本塁打、231打点、71盗塁。1989年限りで現役を引退すると、1993年米国でコーチ研修を受け、1994年から96年までLG、1997年から2002年まで現代、2003年から06年までSKのコーチを歴任し、2007年から所属していたトゥサンでは2軍監督を務めていた。
 このように長い指導者の経歴があり、2009年も7位に終わり7年連続ポストシーズン進出失敗と低迷が続くLGの再建のため、以前LGのコーチだった前歴もあり、パク・チョンフン氏が招聘された。パク・チョンフン新監督は10月中旬の秋季キャンプからチームの指揮をとる予定。
  
 なお、現代を4度の韓国シリーズ優勝に導き、名監督としての地位を築き上げたキム・ジェバク監督は、2007年から古巣LGの監督に就任したが、初年度こそ5位だったものの2008年は最下位、3年契約の最終年となった2009年シーズンは7位と、チームを優勝争いに加わらせることはできなかった。監督通算936勝と史上4位の記録を持つキム・ジェバク監督の、LGでの3年間の通算成績は158勝217敗10分けと、現代での華麗な指導者経歴に泥を塗るものとなってしまった。
(9月27日現在の為替レート : 1億ウォン=約754万円)

(文責 : ふるりん