DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  キム・ギョンムン監督と3年14億ウォンで契約

 トゥサンは4日、キム・ギョンムン監督(50)と契約期間3年、契約金3億5000万ウォン(約2710万円)、年俸3億5000万ウォンの総額14億ウォン(約1億850万円)で契約し、来季以降も指揮を任せることにした。監督の年俸契約としては、2006年オフに3年契約を結んだLGのキム・ジェバク監督の15億5000万ウォンなどに次ぐ破格の待遇である。
 キム・ギョンムン監督は2004年からトゥサンの監督に就任し、2006年から3年契約を結び、今季で契約期間が切れるところだった。通算5年間で2005年、07年、08年と3度の韓国シリーズ進出を果たし、公式戦5位に終わった2006年以外はすべてポストシーズンに進出し、決して選手層の厚いとはいえないチームを率いて、イ・ジョンウク、キム・ヒョンス、コ・ヨンミンなど韓国代表にも選ばれる優秀な若手を育てつつ、毎年結果を残している。2008年北京五輪ではアジア地区予選から韓国代表の指揮を執り、見事韓国史上初の金メダル獲得を達成した。しかし公式戦2位からプレーオフを勝ち抜き進出した3度の韓国シリーズでは、いずれも公式戦優勝チームの高い壁に跳ね返され、2005年はサムソン相手に開幕4連敗、2007年、08年と2年連続で王者SKに途中から4連敗し敗退するなど、「万年2位」の汚名を返上できていない。
 だが球団側はこれまでの実績を高く評価し、キム・ギョンムン監督との契約を延長し、来季以降も優勝争いに加わると確信して契約を延長することにした。監督5年間の通算成績は345勝289敗9分け(勝率.549)。2009年こそはより戦力を充実させ、チームを見事に韓国シリーズ優勝に導くことができるか大いに注目される。
(文責 : ふるりん