KBO(韓国野球委員会)は12月2日、プロ野球10球団が11月27日までに提出した2021年保留選手名簿544名を発表した(2021年FA選手16名を除く)。この選手たちは2021年の再契約対象者となる。なお、保留選手名簿から除外された55名の選手は自由契約選手となった。なおこの中にはすでに現役引退を表明した選手も含まれている。
【2021年保留選手名簿から除外された主な選手】
(※は外国人選手)
NC : ホン・ソンム、※ ライト(以上投手)、ユ・ヨンジュン(内野手)
トゥサン : クォン・ヒョク、キム・スンフェ(以上投手)、チョン・サンホ(捕手)
KT : チャン・ヒョヌ(投手)
LG : ムン・グァンウン、ペク・チョンフン、ヨ・ゴヌク、チョン・ヨンウン、※ ウィルソン(以上投手)、パク・チギュ、チョン・グヌ、チェ・ジェウォン(以上内野手)、パク・ヨンテク、チョン・ミンス(以上外野手)
キウム : シン・ジェウン、チョン・デヒョン、※ ブリガム(以上投手)、※ ラッセル(内野手)、キム・ミンギュ、イ・テックン(以上外野手)
キア : キム・ジュチャン(内野手)
ロッテ : コ・ヒョジュン、チャン・ウォンサム、※ サンプソン(以上投手)、キム・ドンハン(内野手)、ホ・イル(外野手)
サムソン : クォン・オジュン、ユン・ソンファン(投手)、※ パルカ(外野手)
SK : パク・ヒィス、ユン・ヒィサン、※ ピント(以上投手)、ユン・ソンミン、チェ・テイン、※ ホワイト(以上内野手)、キム・ジェヒョン(外野手)
ハンファ : キム・ギョンテ、アン・ヨンミョン、ユン・ギュジン、イ・ヒョンホ、※ サーポルド、キム・テギュン、キム・フェソン、ソン・グァンミン(以上内野手)、イ・ヨンギュ、チェ・ジンヘン、※ バーンズ(以上外野手)
保留選手名簿から除外された選手のうち、史上初の個人通算2500安打を達成したLGのパク・ヨンテク外野手(41)は以前から2年契約が切れる2020年限りでの現役引退を表明していた。2002年からのプロ19年間の通算成績は史上最多の2236試合に出場、打率.308、2504安打、213本塁打、1192打点、313盗塁。
その他にもリリーフとしてプロ19年間で通算781試合に登板したトゥサンのクォン・ヒョク投手(37)、同じくプロ18年間で通算565試合に登板したキム・スンフェ投手(39)、SKなどで20年活躍したトゥサンのチョン・サンホ捕手(37)、LGのチョン・グヌ内野手(38)、プロ18年間で通算1621安打を記録したキウムのイ・テックン外野手(40)、サムソンのクォン・オジュン投手(40)とユン・ソンファン投手(39)、ハンファのキム・テギュン内野手(38)、プロ18年間で418試合に登板したユン・ギュジン投手(36)などが現役引退を発表するかまたは報じられている。
また2016年に15勝を記録し新人王を受賞するも、2019年以降は未勝利と活躍できなかったシン・ジェヨン投手(31)がキウムから自由契約となった。2018年までにサムソンで通算121勝を記録するも、2019年にLG、2020年にロッテで未勝利だったチャン・ウォンサム投手(37)も自由契約となった。
一方、ハンファから自由契約となりながらもキウムと契約したイ・ヨンギュ外野手(35)、KTと契約したアン・ヨンミョン投手(36)のように2021年シーズンの行き先が決定している選手もいる。
2020年シーズン終了時点で契約していた外国人選手ではNCのライト(△29試合・11勝9敗・防御率4.68)、韓国3年目のLGのウィルソン(△25試合・10勝8敗・防御率4.42)、韓国4年目のキウムのブリガム(△21試合・9勝5敗・防御率3.62)、6月より契約したラッセル(△65試合・打率.254・2本塁打・31打点・2盗塁)、ロッテのサンプソン(△54試合・9勝12敗・防御率5.40)、7月より契約したサムソンのパルカ(△51試合・打率.209・8本塁打・23打点・2盗塁)、リーグ最多敗戦を記録したSKのピント(△30試合・6勝15敗・防御率6.17)、7月より契約したホワイト(△9試合・打率.136・1本塁打・4打点・0盗塁)、ハンファの韓国2年目のサーポルド(△28試合・10勝13敗・防御率4.91)、6月から契約したバーンズ(△74試合・打率.265・9本塁打・42打点・2盗塁)は保留選手名簿から除外され、2021年シーズンの再契約を見送られた。
(注:△は2020年シーズンの成績)
(文責:ふるりん)