DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  パク・チョンホ、パク・チチョルなどと契約

 LGは28日、今季途中の7月でサムソンを自由契約となったパク・チョンホ内野手(35)などと契約し、入団が決まった。
 パク・チョンホは高校卒業後1992年にLGへ入団したが、控え選手にとどまりたいした活躍はできなかった。1998年現代へ移籍すると頭角を現し、2000年には打率.340で首位打者となるなど、韓国を代表するスイッチヒッターの2塁手として活躍した。2003年オフにFAでサムソンに移籍したが、06年から故障などで出番が減り、07年にはシーズン途中で右ひじじん帯の手術を受けるなど苦しんだ。復活をかけた今季も33試合の出場にとどまり、打率.232、5打点、本塁打と打点なしとかつての姿からは程遠く、若手中心の起用とチームの方針もあり、7月上旬に自由契約となった。
 その後現代在籍時の監督だったキム・ジェバク監督率いるLGの秋季練習に参加し、現役への熱意が認められ、今回年俸6000万ウォン(約390万円)と前年比で1億2000万ウォン減となったが、11年ぶりに古巣へ復帰することとなった。決して選手層が厚いとはいえない今季最下位に終わったLGでなら、またレギュラーをつかむチャンスはあると思われる。プロ17年間の通算成績は、1477試合に出場、打率.270、1293安打、70本塁打、573打点、103盗塁。

 LGは2007年限りでロッテを自由契約となり、今季はどのチームにも所属していなかったパク・チチョル(33)とも年俸6000万ウォンで契約を結んだ。パク・チチョルは1994年高校卒業後ロッテに入団し、97年には14勝、2001年には13勝をあげ先発ローテーションの一角を担っていたが、04年に9勝したのを最後に目立った活躍ができず、05年以降はわずか2勝しかできなかった。パク・チチョルもパク・チョンホと同じようにLGの秋季練習に参加し、首脳陣に認められ選手復帰に成功した。プロ14年間の通算成績は304試合に登板、61勝70敗13S、防御率4.18。

 さらにLGは、高校卒業後2003年サムソンへ入団し05年までの3年間1軍で9試合だけに出場すると、兵役の代わりとして警察庁野球団に入団し、服務を終えた今季サムソンに復帰したが、1軍に出場できず自由契約となったクァク・ヨンソプ内野手(25)とも契約した。パク・チョンホ、パク・チチョル、クァク・ヨンソプの3人は、11月30日LGの本拠地のソウル・蚕室野球場で開催されるファンフェスティバルにも出席し、LGでのユニフォーム姿を披露する。 
(文責 : ふるりん