ＳＫ ３−６ キア (群山)
（勝）ソ・ジェウン ３勝３敗 （敗）キム・ウォンヒョン ３敗
（本塁打） キア ： キム・ウォンソプ ６号
キアは1回裏ＳＫの先発グローバー（元読売）から4番チェ・ヒィソプのタイムリーで1点を先制し、ＳＫは2回表キアの先発ロペスから8番キム・ヨンフンの内野ゴロの間に同点とした。ＳＫは4回表キム・ヨンフン、9番キム・ガンミンのタイムリーで2点を勝ち越し逆転すると、グローバーも好投し反撃を許さなかった。またロペスも5回以降は追加点を許さなかった。キアは8回裏ＳＫの2番手イ・スンホ(背番号20)からチェ・ヒィソプの犠牲フライで1点差に迫った。
キアは9回裏ＳＫの3番手キム・ウォンヒョンから簡単に2死を取られ、このままＳＫが逃げ切るかに思われたが、キム・ウォンヒョンが2者連続四球を与えると、ここでＳＫは4番手チョン・ウラムをマウンドに送った。チョン・ウラムは最初の打者を四球で歩かせ満塁のピンチを招くと、2番キム・ウォンソプは初球をライトスタンドに叩き込み、まさかの満塁サヨナラ本塁打でキアが6-3で逆転勝ちし、怒涛の9連勝を記録した。逆転サヨナラ満塁本塁打はキム・ウォンソプで史上4人目となり、2009年4月10日のペタジーニＬＧ、元読売)以来。9回表2番手として登板したソ・ジェウンが3勝目。3位ＳＫはまさかの逆転サヨナラ負けで、首位キアとの差がさらに開く3連敗。
(史上4人目の逆転サヨナラ満塁本塁打を打ったキム・ウォンソプ。)
トゥサン ６−７ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）イ・ジェヨン ４勝２敗９Ｓ （敗）チョン・ジェフン ４勝４敗
（本塁打） トゥサン ： キム・ドンジュ １４号 ＬＧ ： パク・ヨンテク １４，１５号、パク・キョンス ７号
トゥサンは1回表ＬＧの先発キム・グァンスから3番キム・ヒョンスのタイムリー、4番キム・ドンジュの内野ゴロの間に2点を先制し、ＬＧは1回裏トゥサンの先発ホン・サンサムから3番パク・ヨンテクの2ランで同点とした。トゥサンは4回表キム・ドンジュの本塁打、9番キム・ジェホのタイムリーで3点を勝ち越すが、ＬＧはその裏パク・ヨンテクの2打席連続本塁打、7番パク・キョンスの2ランで5-5の同点に追いついた。そしてＬＧは5回裏、トゥサンの2番手イ・ジェウからパク・ヨンテクのタイムリーで1点を勝ち越し逆転した。トゥサンも8回表ＬＧの4番手イ・ジェヨンから7番イ・ウォンソクのタイムリーで6-6の同点に追いついた。
7位ＬＧは9回裏それまで好投していたトゥサンの3番手チョン・ジェフンから1番イ・デヒョンのタイムリーでサヨナラ勝ちし、シーソーゲームに決着をつけた。イ・デヒョンにとっては自身初のサヨナラタイムリーだった。8回同点打を許したが9回も続投したイ・ジェヨンが4勝目。打線ではパク・ヨンテクが3安打2本塁打4打点と活躍。2位トゥサンは先発ホン・サンサムが4回5失点と振るわず、まさかのサヨナラ負けで9連勝中の首位キアとの差が開いてしまった。
(9回裏イ・デヒョンがサヨナラタイムリーを放つ。)
サムソン ６−２ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）ナイト ２勝 （敗）ソン・ミンハン ６勝４敗
（本塁打） サムソン ： チェ・テイン １５号 ロッテ ： ホン・ソンフン １０号
サムソンは2回表ロッテの先発ソン・ミンハンから5番チェ・テインの本塁打で1点を先制し、3回表3番カン・ボンギュ、チェ・テインのタイムリーで2点、4回表9番ソン・ジュインのタイムリーで1点を追加した。ロッテは6回裏それまで好投していたサムソンの先発の新外国人ナイト(元福岡ダイエー)の暴投と、3番ホン・ソンフンの本塁打で2点を返した。サムソンは7回表ロッテの4番手イ・ジョンミンから8番ヒョン・ジェユンのタイムリーで2点を追加した。
5位サムソンは8回以降チョン・ヒョヌク、クォン・ヒョクの継投で相手の反撃を断ち、4位ロッテに快勝しその差を1ゲームに縮め、4位争いはまだまだ分からなくなった。ナイトは7回を2失点に抑え2勝目。ロッテはこの試合で、2009年シーズン15度目となる本拠地・社稷野球場の入場券完売となり、28500人の超満員のファンで膨れ上がったが、その期待にこたえられず上位進出に足踏み状態が続いている。
ヒーローズ １０−７ ハンファ (大田)
（勝）キム・スギョン ４勝７敗 （敗）ヤング ４敗
（本塁打） ヒーローズ ： ソン・ジマン １９号、クラーク ２０号、ファン・ジェギュン １５号 ハンファ ： カン・ドンウ １０号、ヤン・スンハク ４号
ヒーローズは1回表ハンファの先発の新外国人ヤング(元オリックス)から5番ソン・ジマンの本塁打で1点を先制し、3回表2番カン・ビョンシクの犠牲フライ、3番イ・テックンのタイムリー、4番クラークの2ランで4点を追加した。ハンファもその裏ヒーローズの先発キム・スギョンから1番カン・ドンウの2ランで反撃した。ヒーローズは5回表1番ファン・ジェギュンの本塁打で1点、7回表ハンファの4番手キム・ヒョンミンから6番イ・スンヨン、7番カン・ジョンホ、8番キム・ドンスのタイムリーで4点を追加した。
ハンファは8回裏ヒーローズの3番手チョン・スンユンから3番キム・テワンのタイムリーなどで2点を返し、9回裏ヒーローズの5番手ペ・ヒムチャンから途中出場の1番ヤン・スンハクの3ランで3点差に迫ったが、反撃もここまででヒーローズが乱打戦を制した。6回を2失点に抑えたキム・スギョンが4勝目。最下位ハンファは上昇の兆しがなく沈滞ムードに陥ったか6連敗。7月に入団した新外国人ヤングはこの試合も5回途中6失点で、いまだ勝ち星なしの4連敗で戦力になっていない。
