ハンファ ２−１０ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）コ・ヒョジュン ６勝６敗 （敗）アン・ヨンミョン ６勝５敗
（本塁打） ＳＫ ： ナ・ジュファン ８号、パク・チェホン ８号、チョン・サンホ ５号
ＳＫは3回裏ハンファの先発アン・ヨンミョンから8番ナ・ジュファン、4番パク・チェホンの本塁打で4点を先制し、4回裏7番チョン・サンホの2ラン、2番パク・チェサン、3番キム・ジェヒョンのタイムリーで4点、5回裏ハンファの2番手チョン・ジョンミンから9番キム・ガンミンのタイムリーで1点、6回裏ハンファの3番手の大卒新人ファン・ジェギュからチョン・サンホの犠牲フライで1点を追加し、10−0とリードを広げた。ＳＫの先発コ・ヒョジュンは7回を無失点に抑え、ハンファは8回表ＳＫの2番手ユン・ギルヒョンから2番ディアズ、3番キム・テワンのタイムリーでようやっと2点を返した。
最後はチョン・ウラムが抑え、首位ＳＫが13安打10得点と打線の爆発で5連勝し、2位トゥサンがヒーローズに敗れたため差が広がった。左の先発として活躍するコ・ヒョジュンは自己最多の6勝目。打線では6番チェ・ジョンが3安打と活躍。ＳＫとは対照的に、最下位ハンファは1993年以来16年ぶりとなるチーム史上最多タイの10連敗となってしまった。アン・ヨンミョンが4回途中8失点で降板し、打線もわずか6安打に抑えられ、投打ともに浮上の兆しが見えない。
トゥサン ７−１２ ヒーローズ （ソウル・木洞）
（勝）マ・イリョン ３勝６敗 （敗）キム・ソンベ ２敗
（本塁打） トゥサン ： キム・ヒョンス １５号、ソン・シホン ５号 ヒーローズ ： クラーク １０，１１号、カン・ビョンシク １号
ヒーローズは1回裏トゥサンの先発キム・ソンベから1番クラークの先頭打者本塁打、5番カン・ビョンシクのタイムリーで2点を先制し、トゥサンは2回表ヒーローズの先発マ・イリョンから4番キム・ヒョンスの本塁打で1点を返した。ヒーローズは3回裏トゥサンの2番手キム・サンヒョンからカン・ビョンシク、7番カン・ジョンホのタイムリーで2点を追加した。トゥサンは6回表5番ユ・ジェウンのタイムリーで1点を返すが、ヒーローズはその裏、トゥサンの3番手オ・ヒョンテクからクラークのこの試合2本目の本塁打で1点を追加した。トゥサンは7回表ヒーローズの2番手イ・ボグンから1番ミン・ビョンホンの犠牲フライなどで2点を返し4−5と1点差に迫ったが、ヒーローズはその裏トゥサンの4番手キム・ミョンジェから6番ソン・ジマン、カン・ジョンホのタイムリー、代わったトゥサンの5番手パク・ミンソクから途中出場の8番ホ・ジュンのタイムリー、9番ファン・ジェギュンの犠牲フライで4点を追加した。
ヒーローズは8回裏カン・ビョンシクの3ランでダメを押し、トゥサンは9回表ヒーローズの4番手シン・チョリンから6番ソン・シホンの本塁打、9番イ・ウォンソクの犠牲フライなどで3点を返したものの、反撃もここまでで5位ヒーローズが乱打戦を制した。故障で1軍を外れ6月4日のサムソン戦以来27日ぶりの登板となった左腕マ・イリョンは、6回途中まで2失点に抑え3勝目。18安打と爆発した打線では2番キム・イルギョンが4安打3盗塁、カン・ビョンシクが3安打1本塁打5打点、ソン・ジマンが3安打1打点と活躍。2位トゥサンは先発キム・ソンベが3回持たず降板し、投手陣総崩れ状態で大量失点を喫してしまい、5連勝と波に乗る首位ＳＫとの差が開いた。
(1回裏先頭打者本塁打を打ったクラークを、ヒーローズのマスコット「トクトリ」が出迎える。）
キア ４−５ サムソン（大邱）
（勝）チャ・ウチャン ５勝４敗 （セーブ）オ・スンファン ２勝１敗１８Ｓ （敗）ガトームソン ７勝３敗
（本塁打） キア ： イ・ジョンボム ２号、キム・サンヒョン １０号 サムソン ： チェ・ヒョンウ ８号、パク・ソンミン １２号
キアは1回表サムソンの先発チャ・ウチャンから1番イ・ジョンボム（元中日）の先頭打者本塁打で1点を先制し、サムソンも1回裏キアの先発ガトームソン（元福岡ソフトバンク）から2番チェ・ヒョンウの本塁打で同点に追いつき、2回裏9番ソン・ジュインのタイムリーで2−1と逆転した。キアは5回表イ・ジョンボムの犠牲フライで2−2の同点に追いついたが、サムソンはその裏5番パク・ソンミンの3ランで勝ち越した。キアは6回表サムソンの2番手チョン・ヒョヌクから4番キム・サンヒョンの2ランで1点差に迫った。
6位サムソンは7回以降クォン・ヒョク、守護神オ・スンファンの黄金リレーで1点差を守りきり、3連勝で4位ロッテ、5位ヒーローズとの差を広げず、し烈な4位争いに残っている。6回途中3失点で降板した左腕チャ・ウチャンが5勝目。オ・スンファンはセーブ王争い単独トップの18セーブ目。3位キアはガトームソンが5回5失点で2本塁打に泣き、不振の5番キム・サンフン、6番ナ・ジワンが無安打など打線もつながりを欠いた。
(5勝目をあげた左腕チャ・ウチャン。）
ロッテ ６−４ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）カン・ヨンシク ２勝２敗２Ｓ （セーブ）アドキンス ２勝２敗１４Ｓ （敗）チョン・チャンホン ５勝３敗
（本塁打） ロッテ ： ガルシア １３号 ＬＧ ： ペタジーニ ２０号、パク・キョンス ４号
ＬＧは1回裏、ロッテの先発チャン・ウォンジュンから4番ペタジーニ（元読売）の20号3ランで先制した。シーズン20本塁打を達成したＬＧの選手は、1999年のイ・ビョンギュ（現中日）やキム・ジェヒョン（現ＳＫ）以来10年ぶり。ロッテは3回表ＬＧの先発チョン・ジェボクからダブルスチールに成功し1点を返すと、ＬＧは4回裏7番パク・キョンスの本塁打で1点を追加した。ロッテは5回表4番イ・デホの2点タイムリーで1点差とし、代わったＬＧの2番手チョン・チャンホンの暴投で4−4の同点に追いついた。
ロッテは8回表チョン・チャンホンから6番ガルシア（元オリックス）の2ランで逆転し、イ・ジョンフン、守護神アドキンスの継投で逃げ切り、5位ヒーローズと僅差ではあるが4位の座を守った。7回1死から登板した3番手カン・ヨンシクが2勝目。打線では2番イ・イングが3安打と活躍。7位ＬＧは序盤のリードを守れず逆転負けを喫し、5回以降はほとんどチャンスが作れなかった。
