ＳＫ １６−３ キア (光州)
（勝）イ・スンホ ７勝５敗６Ｓ （敗）ソン・ヨンミン ４勝２敗１Ｓ
（本塁打） ＳＫ ： パク・チェホン １２号、パク・チョングォン １９号、キム・ジェヒョン ９号、チョン・サンホ ９号、イ・ホジュン １６号 キア ： ナ・ジワン ２１号
ＳＫは1回表キアの先発ソ・ジェウンから1番パク・チェホンの2試合連続となる先頭打者本塁打で1点を先制し、キアは1回裏ＳＫの先発門倉(元読売)から3番チャン・ソンホのタイムリーで同点に追いついた。ＳＫは2回表6番パク・チョングォンの2試合連続本塁打で1点を勝ち越したが、キアは4回裏7番キム・サンフンの犠牲フライで2−2の同点に追いつき、この回3四球を出した門倉はここで交代となった。ＳＫは5回表キアの2番手ソン・ヨンミンから5番チェ・ジョンのタイムリーで1点を勝ち越し、7回表キアの3番手クァク・チョンチョルからチェ・ジョンへの押し出しの四球、パク・チョングォンの犠牲フライ、7番ナ・ジュファンのタイムリーで4点を追加した。勢いに乗るＳＫは8回表キアの5番手オ・ジュンヒョンから4番キム・ジェヒョンの2試合連続本塁打となる満塁本塁打、8番チョン・サンホの2ランで6点をリードし、ダメを押した。
キアは8回裏ＳＫの4番手チョン・ビョンドゥから途中出場の4番ナ・ジワンの本塁打で1点を返したが、ＳＫは9回表キアの8番手の高卒新人チョン・ソンチョルから代打イ・ホジュンの3ランで16点目を奪った。最後は5番手オム・ジョンウクが抑え、2位ＳＫが5本塁打の一発攻勢でキアに圧勝し、10連勝とし2ゲーム差まで追い上げキア戦の連敗も6で止め、3年連続の公式戦優勝、韓国シリーズ出場の可能性も見えてきた。4回途中から6回まで無失点に抑えた2番手イ・スンホ(背番号20)が2試合連続勝利投手となる7勝目。一方首位キアは9月に入って先発が持ちこたえられずまさかの4連敗で、8月連勝街道を走っていた勢いにかげりが見えてきた。
ヒーローズ ３−７ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）イ・ジェウ ５勝１敗 （敗）キム・スギョン ５勝９敗
（本塁打） ヒーローズ ： ファン・ジェギュン １８号 トゥサン ： イ・ソンヨル １号、キム・ジェホ ３号
トゥサンは1回裏ヒーローズの先発キム・スギョンから2番の高卒新人チョン・スビンのタイムリーで1点を先制したが、ヒーローズは3回表トゥサンの先発イ・ジェウから1番ファン・ジェギュンのタイムリー、3番イ・テックンの内野ゴロの間に2−1と逆転した。トゥサンは4回裏代打イ・ソンヨルのプロ7年目にして初となるランニング本塁打で2−2の同点に追いつくと、途中出場の8番キム・ジェホの2ランで逆転した。さらに5回裏ヒーローズの2番手の高卒新人カン・ユングから4番キム・ヒョンスの犠牲フライで1点を追加した。
ヒーローズは7回表トゥサンの2番手ホン・サンサムからファン・ジェギュンの本塁打で1点を返したが、トゥサンは8回裏ヒーローズの3番手イ・ボグンから9番チェ・スンファンのタイムリーで2点を追加し、最後は6番手チョン・ジェフンが抑え逆転勝ちした。3位トゥサンは10連勝と怒涛の勢いで突っ走る2位ＳＫとのゲーム差4を何とか守った。リリーフで結果を残せず先発に再転向したイ・ジェウは5回を1失点に抑え5勝目で最近4連勝。し烈な4位争いを続ける6位ヒーローズは、キム・スギョンが4回4失点と期待にこたえられず、5連敗となった不調のロッテに代わって5位に浮上するチャンスを逃した。打線ではファン・ジェギュンが4安打1本塁打2打点と一人気を吐いた。
(先発に再転向し5勝目をあげたイ・ジェウ。）
ハンファ ４−２ ロッテ (釜山・社稷)
（勝）アン・ヨンミョン １０勝７敗 （セーブ）ク・デソン １Ｓ （敗）アドキンス ３勝５敗２４Ｓ
ハンファは1回表ロッテの先発チョ・ジョンフンから4番キム・テギュンのタイムリーで1点を先制し、ロッテは1回裏ハンファの先発アン・ヨンミョンから3番ホン・ソンフンの犠牲フライで1−1の同点に追いついた。ロッテは4回裏4番ガルシア(元オリックス)の犠牲フライで1点を勝ち越したが、その後アン・ヨンミョンから追加点を奪えなかった。ハンファは8回表ロッテの4番手イ・ジョンフンからキム・テギュンのタイムリーで2−2の同点に追いつき、アン・ヨンミョンも9回2失点で投げぬき、試合はこのまま延長に突入した。
ハンファは10回表ロッテの守護神アドキンスから7番イ・ヨサンのタイムリーで2点を勝ち越すと、最後は3番手ク・デソン(元オリックス)が抑え延長戦を制した。最下位を独走するチームにありながら、先発ローテーションを守り続けたアン・ヨンミョンが、プロ7年目にして初の2ケタ勝利となる10勝目。かつての守護神ク・デソンは2007年以来2年ぶりのセーブ。なお5位ロッテはこれで5連敗となり、試合のなかった4位サムソンとのゲーム差が1.5に開き、負傷から戦線復帰した主将チョ・ソンファンも6番セカンドで先発出場したが、チームに勢いを与えることはできなかった。2009年シーズン最終戦となったこのカードは、13勝6敗とロッテが大きく勝ち越した。
