さて、管理人も5月の陽気に誘われ、韓国へ現地観戦に行ってまいりました。そのときの様子を詳しくご紹介したいと思います。
2009年は韓国シリーズ3連覇を狙うSKワイバーンズは、本拠地の文鶴野球場の充実にも力を入れています。2007年から「Spo-tainment」を目指し、球場のボールパーク化を図っています。2009年シーズンのキャッチフレーズは「野球場へ散歩に行こう」で、韓国的ななだらかな山のふもとにあり緑に囲まれた公園内にある立地環境を活かし、他の韓国の球場にはない雰囲気作りに成功しています。
(そこは総天然芝の美しいボールパークが!)
2009年新設された施設としては、1塁側内野席通路にあるグッズショップと、ライト側外野席のテーブル席です。グッズショップは日本プロ野球の本拠地球場のものと比較しても遜色のない広さで、同様のショップは2008年、ロッテの本拠地の釜山・社稷野球場に作られています。
テーブル席は以前から内野のバックネット裏付近にもありましたが、ゆったりした木のテーブルでのんびりと食事しながら野球観戦が楽しめます。料金は4人席で28000ウォンとなっていて、テーブルの広さによって変わりますが、一人当たり7000ウォンと、通常の自由席と同じです。
この日の仁川は昼過ぎまで雨が降っていたこともあり、天気は悪く客の入りはさほどでもありませんでした。しかし、1塁側内野席の地元SK応援席は真っ赤に染まっていました。応援団長やチアガールが立つステージには、船のゴンドラがあり、終盤応援が盛り上がってくるとそこに応援団長が乗り、ファンたちを盛り上げます。
ソウルの中心部からは電車で1時間少々とやや遠いですが、韓国でも最も魅力的な「ボールパーク」となったこの文鶴野球場は、黄金時代を築きつつあるSKにふさわしいスタジアムへと変化していっています。今後もどのように進化していくのか、注目したいところです。
(文責 : ふるりん)