ＳＫ ３−１ ハンファ （大田）
（勝）キム・ウォンヒョン １勝 （セーブ）チョン・ウラム １Ｓ （敗）チェ・サンドク １敗
（本塁打） ＳＫ ： ユン・サンギュン １号
ハンファは5回裏ＳＫの先発チェ・ビョンニョンから1番イ・ヨンウのタイムリーで1点を先制し、先発アン・ヨンミョンも4回を無失点に抑えた。だがＳＫの失点はそれだけで、6回はＬＧからＦＡで移籍したイ・ジニョンの人的補償となったイ・スンホ、7回はベテランのキム・ウォンヒョンが抑えた。ＳＫは8回表、ハンファの5番手でＳＫから移籍したチェ・サンドクから、3番ユン・サンギュンの3ランで逆転した。8回裏からは左の中継ぎのチョン・ウラムが相手の反撃を断ち、2008年韓国シリーズを2連覇した王者ＳＫが逆転勝ちし3連敗後示範競技初勝利をあげた。
チェ・ビョンニョンは5回を1失点と、2009年もこれまで同様先発としての活躍を期待させた。打線では2008年申告選手(2軍戦しか出場できない)として入団し、その後正式契約に至り開幕1軍を狙うユン・スンギュンの3ランが光った。ハンファでは大卒新人ホ・ユガンなどの好投が目立った。
トゥサン ３−９ サムソン （大邱）
（勝）ペ・ヨンス １勝 （敗）クム・ミンチョル １敗
（本塁打） トゥサン ： ワトソン ２号 サムソン ： チェ・ヒョンウ １号
サムソンは3回裏トゥサンの先発クム・ミンチョルからチャンスを作ると、代わった2番手ホン・サンサムから3番パク・ハニへの押し出しの四球、2008年の新人王の4番チェ・ヒョンウの満塁本塁打で5点を先制した。トゥサンは4回表サムソンの先発ペ・ヨンスから5番の新外国人ワトソン(元千葉ロッテ)の2ランで反撃した。サムソンはその裏トゥサンの3番手チン・ヤゴプの暴投で1点を追加し、トゥサンは5回表1番の高卒新人チョン・スビンの内野ゴロの間に1点を返した。
サムソンは5回裏トゥサンの4番手で軍から除隊されたばかりのキム・ソンベから7番チン・ガビョンのタイムリーで1点、6回裏トゥサンの5番手パク・ミンギュから途中出場の2番キム・ドンヒョンのタイムリーで1点を追加した。サムソンは6回以降チョ・ジンホ、クォン・ヒョクの継投で相手の反撃を断ち、余裕で逃げ切った。かつてのエース、ペ・ヨンスは5回を2失点と結果を残し、2009年も先発投手陣の一角としての活躍が期待される。トゥサンでは打撃好調の新外国人ワトソンがこの試合でも本塁打を打ち、主軸としての活躍の期待がますます高まっている。
キア ２−４ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）イ・ヨンフン １勝 （セーブ）ペ・ジャンホ １Ｓ （敗）ソ・ジェウン １敗
（本塁打） キア ： ナ・ジワン １号
キアは2回表ロッテの先発イ・ヨンフンから7番ナ・ジワンの2ランで先制した。キアの先発ソ・ジェウンは4回まで無失点に抑えていたが、ロッテは5回裏8番イ・ドンフン、1番キム・ジュチャン、3番チョ・ソンファンのタイムリーで4−2と逆転した。ロッテは6回以降チョ・ジョンフン、イ・ジョンミン、ペ・ジャンホなどの継投で相手の反撃を断ち、逆転勝ちで示範競技開幕4連勝となり、今年こそ17年ぶりの韓国シリーズ優勝をと願う熱狂的なファンたちに期待を抱かせた。
ロッテの先発イ・ヨンフンは5回を2失点と合格の内容で、打線では6番チョン・ボミョンが3安打と活躍した。キアは打線がつながらず、2009年こそ本領を発揮したい元メジャーリーガーのソ・ジェウンは5階に突如崩れるなど課題を残した。ユ・ドンフン、チン・ミンホ、ソン・ヨンミンのキアのリリーフ陣は無失点に抑え、結果を残した。
ＬＧ ５−４ ヒーローズ (ソウル・木洞)
（勝）チョン・ジェボク １勝 （セーブ）イ・ジェヨン １Ｓ （敗）キム・ヨンミン １敗
（本塁打） ヒーローズ ： ブランボー １号
ヒーローズは2回裏ＬＧの先発チョン・ジェボクから4番ブランボー(元オリックス)の本塁打で1点を先制した。ＬＧは4回表ヒーローズの先発キム・ヨンミンから2番パク・ヨンテク、3番パク・ピョンホ、6番チョン・ソンフン、8番キム・ジョンミンのタイムリーで4−1と逆転し、キム・ヨンミンをノックアウトした。さらにこの回代わったヒーローズの2番手イ・ドンハクから9番パク・チョンホのタイムリーで1点を追加した。ヒーローズは4回裏ブランボーのタイムリーで1点を返した。
ヒーローズは7回裏ＬＧの3番手の高卒新人チェ・ドンファンから代打イ・スンヨンのタイムリーで1点、9回裏ＬＧの5番手イ・ジェヨンから途中出場の9番キム・ミヌのタイムリーで1点を返したが、ＬＧが逃げ切った。ＬＧでは先発チョン・ジェボクが5回を2失点と好投し、軍から除隊されたばかりの期待の若手パク・ピョンホも2安打と活躍した。ヒーローズでは主砲ブランボーがこの試合も2安打2打点と好調だったが、示範競技開幕4連敗と8球団中唯一いまだ勝ち星がない。
（文責 ： ふるりん）
