DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  ソン・ジファンなどが入団

 SKは18日、他球団を放出されたソン・ジファン(30)、チェ・ギルソン(30)、キム・ヨンウ(29)の3選手とそれぞれ契約を結び、入団となった。
 ソン・ジファンは高校卒業後1997年LGに入団し、内野の控えとして活躍した。2004年キアに移籍すると最高が開花し、内野ならどこでも守れるユーティリティープレーヤーとして、この年自己最高の13本塁打を打ち、翌05年も11本塁打と活躍した。だが2007年打撃不振に終わるとサムソンへトレードされ、今季は新天地でも活躍できず45試合に出場、打率.179、2本塁打、11打点とここ5年間では最低の成績に終わり、10月末に自由契約選手となった。プロ12年間の通算成績は877試合に出場、打率.242、46本塁打、214打点、15盗塁。新天地SKでの復活が期待される。 
 チェ・ギルソンは大学卒業後2000年ヘテ(現キア)に入団し、翌01年LGへ移籍した。LGでは持ち前の長打力で2軍では結果を残していたが、1軍になかなか定着できなかった。2006年4本塁打、33打点を記録し才能が開花したかに思われたが、結局1軍のレギュラーには定着できず、07年ロッテへトレードされた。今季は1軍出場がなく、10月に自由契約となった。プロ9年間の通算成績は170試合に出場、打率.227、88安打、7本塁打、44打点、5盗塁。4球団目となるSKで今度こそ1軍に定着できるか。 
 キム・ヨンウは大学卒業後2002年LGに入団し、内外野ともに守れる左の好打者として成長が期待されたが、1軍に定着しきれず2007年の41試合出場が最多で、控えどまりだった。今季は25試合に出場、打率.154、1本塁打、4打点、0盗塁と結果を残せず、10月に自由契約選手となった。プロ7年間の通算成績は、131試合に出場、打率.233、38安打、2本塁打、17打点、2盗塁。
 韓国シリーズ2連覇を達成したSKは、12月2日トゥサンを自由契約となったアン・ギョンヒョンとも契約するなど、他球団で結果を残せなかった経験豊富な選手たちを獲得し、3連覇に向けてチーム内の競争をあおる方針と思われる。