ハンファは10日、今季守護神として活躍した外国人投手ブラッド・トーマス(31、元北海道日本ハム)と、契約金5万6000ドル(約520万円)、年俸は前年比6万ドル(約560万円)増の30万ドル(約2780万円)で再契約した。オーストラリア出身のトーマスは、これまでの守護神ク・デソン(元オリックス)が手術によるリハビリで開幕に間に合わず、その穴を埋めるべく抑えとして起用され、左腕からの球威ある投球で活躍した。今季は59試合に登板、3勝6敗31S、防御率2.84の成績で、シーズン終盤までオ・スンファン(サムソン)とセーブ王争いを繰り広げたが、惜しくもセーブ数2位に終わった。
最近複数の日本の球団が韓国での活躍を見て、2006年まで北海道日本ハムに在籍していたこともあり、トーマスに入団交渉を持ちかけていた。年俸や待遇のいい日本への移籍は魅力的であったが、今季序盤は不振でも起用し続けてくれたハンファに残ることを決意した。2009年も守護神としての活躍が期待される。また、これでハンファは2009年シーズンの外国人枠2人を、先日契約したビクター・ディアズと、トーマスの2人で埋めることとなった。