DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  新外国人投手カペラン、デポーラと契約

 ハンファは10日、2010年シーズンの新外国人選手として、ドミニカ共和国出身ホセ・カペラン(28)とフリオ・デポーラ(26)のメジャーリーグ経験のある2名の右腕投手と契約した。カペランは契約金5万ドル、年俸25万ドルの総額30万ドル、デポーラは契約金7万ドル、年俸20万ドルの総額27万ドルで契約した。
 カペランは2004年ブレーブスで初めて米国・メジャーリーグに昇格し、2006年ブルワーズで中継ぎとして主に61試合に登板し、4勝をあげた。その後タイガース、ロッキーズに移籍したがメジャーリーグに定着できず、2009年シーズンはアストロズ傘下のAAA級マイナーリーグに所属し、主に先発で起用され30試合に登板、2勝10敗、防御率7.07の成績だった。また2008年5月には日本プロ野球オリックスの入団テストを受験したが、不合格となっている。メジャーリーグ5年間の通算成績は99試合に登板、5勝7敗、防御率4.89。マイナーリーグ9年間の通算成績は148試合に登板、29勝24敗10セーブ、防御率4.00。
 デポーラは5年間米国メジャーリーグ・ツインズ傘下のマイナーリーグでプレーし、2007年ツインズで初めてメジャーリーグに昇格したが、2008年以降はマイナーリーグでのプレーが続いた。2009年シーズンはレイズ傘下のAAA級マイナーリーグに所属し、48試合に登板、2勝3敗1セーブ、防御率3.87。メジャーリーグ通算成績は16試合に登板、0勝1敗、防御率8.55。マイナーリーグ7年間の通算成績は296試合に登板、39勝30敗28セーブ、防御率3.47。
 先日、2008年から2009年までの2年間、抑えとして活躍した外国人左腕ブラッド・トーマス(32、元北海道日本ハム)が米国メジャーリーグ・タイガースと契約したものの、代わりの外国人投手2名を早々と決めたハンファは、最下位脱出のキーマンとして2人の比較的若いドミニカ出身の右腕にチームの命運を託すことにした。過去の実績からカペランは先発、デポーラはリリーフとして起用されると思われる。
(12月10日現在の為替レート : 1万ドルが約88万1200円。)
(文責 : ふるりん