プレーオフ 第２戦
ハンファ ５−９ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）ランデル １勝 （セーブ）チョン・ジェフン １Ｓ （敗）チョン・ミンチョル １敗
（本塁打） トゥサン ： イ・ジョンウク １号、キム・ヒョンス １号
第1戦はトゥサンが完封勝ちしたプレーオフ第2戦は、トゥサンの先発がランデル(12勝8敗、元読売)、ハンファの先発がチョン・ミンチョル(12勝5敗、元読売)で始まった。この試合も第1戦と同様、平日のナイターだったが蚕室野球場は超満員の観客で埋まった。チョン・ミンチョルは準プレーオフ第2戦で先発したが、腰の痛みを訴え3回で降板し、プレーオフでの登板は不透明な状況だった。
ハンファは1回表無死1，2塁のチャンスを作るが、準プレーオフからいい所のない3番クルーズが凡退するなどこの回無得点に終わってしまう。するとトゥサンはその裏1番イ・ジョンウクの先頭打者本塁打で1点を先制する。ハンファは2回表8番シン・ギョンヒョンの犠牲フライ、2番ヨン・ギョンフムのタイムリーで2−1と逆転した。トゥサンは3回裏2番キム・ヒョンスの本塁打で2−2の同点とすると、この回途中でチョン・ミンチョルは降板した、さらにこの回斗山は5番チェ・ジュンソクが振り逃げした際、ハンファの2番手ユ・ウォンサンの暴投と、捕手シン・ギョンヒョンのエラーで走者2人が生還し、4−2と逆転した。
[3回裏同点本塁打を打ったキム・ヒョンス。]
ハンファは4回表同点のチャンスを逃すと、ランデルに6回まで2得点に抑えられた。トゥサンは6回裏ユ・ウォンサンから8番チェ・サンビョンのタイムリーで1点を追加した。ハンファは7回表ようやっと打線がつながり、トゥサンの2番手イ・スンハクから4番キム・テギュン、5番イ・ボムホのタイムリーで2点を返し、5−4と1点差に迫った。だがトゥサンはその裏ハンファの3番手ソン・ジヌから6番アン・ギョンヒョン、7番イ・デスのタイムリーなどで3点を追加し、ハンファを突き放した。
[人気芸能人が応援に駆け付けたハンファ(左)、トゥサン(右)の内野応援席。]
トゥサンは8回裏ハンファの5番手キム・ヘニムから代打チャン・ウォンジンのタイムリーで1点を追加し、ダメを押した。なおこの回ハンファの4番手アン・ヨンミョンがイ・ジョンウクに死球をぶつけた際、7回裏にもチェ・サンビョンが死球を受けたこともあり、イ・ジョンウクが怒ってマウンドのほうへ駆けより、両軍ベンチから選手が出てきて一触即発のムードになった。
ハンファは9回表トゥサンの3番手の高卒新人イム・テフンから途中出場の2番チョ・ウォヌのタイムリーで1点を返したが、最後は守護神チョン・ジェフンが抑え、トゥサンが打線の爆発で連勝し、韓国シリーズ進出に王手をかけた。イ・ジョンウクが2安打と積極的な走塁で3得点、キム・ヒョンスが3安打1得点など、トゥサン打線は13安打9得点と機動力を生かした効率のよい攻撃が目立った。
ハンファも13安打を打ったがトゥサンのように機動力がなく、3番クルーズが4打数無安打とこの試合も振るわず、打線がつながらなかった。1番コ・ドンジンが4安打2得点と活躍。また3回裏の振り逃げでの2失点など、肝心なところでエラーも出てしまった。
トゥサンが勝てば韓国シリーズ出場が決まる第3戦は舞台をハンファの本拠地・大田(テジョン)に移し、17日18時から開始される。予告先発はハンファがエースのリュ・ヒョンジン(17勝7敗)、トゥサンがキム・ミョンジェ(4勝7敗1S)となっている。トゥサンが一気に勝負を決めるか、それとももう負けられないハンファが1勝し反撃ののろしを上げるかが注目される。
