DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  マ・ヘヨン、チン・ピルジュンなどを放出

 LGは15日7名の選手を放出すると発表し、その中にはFAの契約期間が終わったマ・ヘヨン(37)、チン・ピルジュン(35)も含まれていた。7名の選手は11月発表予定の来季の保留選手名簿には掲載されない。
 マ・ヘヨンはかつてロッテ、サムソンなどで長距離打者として活躍したが、2003年オフFAでキアに移籍した後は打撃が振るわず、首脳陣の批判をしたこともあって05年オフLGへトレードされた。だが全く期待に応えられず06年オフに戦力外となったが、キム・ジェバク新監督の意向で残留した。しかしまたもや期待に応えられず、キアと結びLGが引き継いだFAの4年契約が終了したということで、放出されることになった。LGでの2年間の成績は91試合に出場、打率.252、6本塁打、31打点で、今季はわずか11試合の出場と、通算257本塁打の大砲の成績としては非常にさみしいものだった。
 チン・ピルジュンはかつてトゥサンで抑えとして活躍したが、2003年キアへトレードされた後FAでこの年のオフ4年契約の総額30億ウォンでLGへ入団した。だが2004年から06年の3年間で72試合に登板、3勝14敗15S、防御率5.02とひじの故障もあり新守護神としての活躍が全くできず、途中先発としてテスト登板されることもあった。しかも今季は1軍登板が1試合もなく、通算75勝191Sを記録した抑え投手としての面影は全くなくなった。
 両名ともに今後プレーできる球団を探すことになるが、かなり実力が衰えていて性格的にも難があり若手の見本にならないため興味を示す球団はまずないと思われ、このまま選手生命を終える可能性がかなり高い。かつて韓国球界を代表した実績ある選手の末路としてはかなり寂しいものとなりそうだ。
(文責:ふるりん