DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  パク・ソクチンら2対2のトレード発表

 ロッテとLGは29日、パク・ソクチン投手(35)とソン・インホ外野手(32)、チェ・ギルソン外野手(29)とチェ・マンホ外野手(33)の2対2の交換トレードを発表した。
 パク・ソクチンは、1995年大学卒業後サムソンへ入団し、新人の年から4勝をあげる活躍をした。1997年シーズン途中ロッテへ移籍し、1999年には先発で自己最高の11勝をあげ、2001年には先発に抑えに活躍し最優秀防御率のタイトルに輝いた。2004年シーズン途中サムソンへ復帰し、2005、06年と中継ぎで活躍し韓国シリーズ連覇に貢献した。今季から三度ロッテに復帰したが、故障もあり12試合の登板にとどまり、5月半ば以降登板機会がない。プロ13年間の通算成績は364試合に登板、44勝38敗28S、防御率3.77。LGでも豊富な経験を生かして、手薄な中継ぎ陣の救世主となることが期待される。
 ソン・インホは1998年大学卒業後ロッテへ入団し、打撃を生かし2000年、2003年から05年まで合計4年間100試合以上出場し、外野のレギュラーとして活躍してきた。だが若手の台頭で出番が少なくなり、今季はわずか10試合の出場にとどまり、打率も.130しかない。プロ8年間の通算成績は672試合に出場、打率.264、490安打、19本塁打、187打点、14盗塁。パク・ヨンテク、イ・デヒョン、バルデス(元福岡ダイエー)とレギュラーが固まっているLG外野陣では、経験豊富な控えとしての起用が予想される。
 チェ・ギルソンは大学卒業後2000年ヘテへ入団し、2001年LGへ移籍したが1軍に定着できず、2軍では長距離砲として活躍した。2006年シーズン後半に三塁のレギュラーに定着したが、今季はベテランのチェ・ドンス、兵役から復帰したキム・サンヒョンなどとのレギュラー争いに敗れ、わずか31試合の出場にとどまっていた。プロ通算6年間の成績は145試合に出場、打率.237、81安打、6本塁打、40打点、4盗塁。
 チェ・マンホは1997年大学卒業後現代へ入団し、控えの外野手として活躍してきた。2001年LG移籍後も控え中心で、100試合以上出場したのは2004年の112試合だけである。今季はわずか7試合の出場で無安打と活躍できていない。プロ11年間の通算成績は594試合に出場、打率.230、203安打、17本塁打、90打点、27盗塁。ロッテは今季レギュラーに定着したイ・スンファが負傷で長期離脱しており外野の選手層が薄く、チェ・ギルソン、チェ・マンホともに積極的な起用が予想される。
(記録は7月29日現在)